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『Code:Realize』全体感想
今更感想。


下記雑感。


スチーム・パンクという、知らない人には真新しく、知っている人には歓喜物の設定。その要素を女性向けらしく美しく彩色してくれた。設定上、多数の機械が画面に現れるが、そのどれもが美しかった。
登場人物は、それぞれ近代の創作物もしくはほぼ伝説上の人物の登場人物としては著名な(一部例外もいるが)人物をモチーフにしていて、誰もその名前に聞き覚えがあると思う。

ストーリーとしては、個性豊かな彼らとの出会いから日常を描く共通部分が長くとられていて、それぞれの個性をしっかり知ることになる。全体的に軽妙なやり取りが多く、少し笑えたり穏やかに見ていられる。個別ルートのシリアスに突入しても、人数がそろえば一気に仲良く掛け合いを繰り返すのは、見ていて安心感があった。

彼らは個別の目的のために同行している間柄だが、1周目では気付かないが彼らの目的や行動理由はある1点を中心にそれぞれ密接に関係している。個別ルートではそれをそれぞれ解決していくわけだが、それと同時にやはり同じ点を中心として敵方の野望や事件が起きていく。
それぞれの事件等に1人を見ただけでは気付かない統一感を持たせた事は、全体のまとまりからしてもかなり良。また、敵方も一つではなく、各々が行動しているように見えて実は中心が…というのは素直に感心した。また、そのEDが攻略上、いわゆるBADEDであっても、物語としての完結をきちんと描いていたりと好印象。

だからこそ思う。そのルートに入らなかった場合、敵それぞれの計画はどうなっているのか。また、相手役たちの目的はどうなっているのか…。すべてが見事に繋がっているからこその疑問。良点が多いだけに、気になる。
そして失敗し続ける作戦にも疑問。もう少し策を練ろう。物語の展開はそれなり駆け足で、「頑張ったら何とかなった」「考えたら見つかった」とざっくり説明されることも多い。その間の展開をみせてほしかった。

雑談だが、背景の使いまわしにものすごく理由をつけている。「慌てて逃げたから、無人の街の家に電気がついてるんだ」「そっくり同じ屋敷を作ってるから背景が一緒なんだ」そんなに気にしなくてもいい。よくあることだ。そしておまけは裸祭。

【カルディア】
主人公。表皮と血液に触れると腐食性の毒で対象が溶ける。長時間閉鎖空間にいても、気化した毒が堆積する。しかし髪はOK。その描写からして、血液以外の体液はOKらしい。まず最初に思う「頭皮はどこまで判別されているのだろうか」。ルールは結構がばがば。可愛い。

元は屋敷に2年間引きこもっていただけあって、当初は無機質な反応しかしない。それがどんどん感情的に、女の子らしい感情を有していく様は実に自然。可愛い。

彼女はその設定ゆえに露出の少ない衣装を着ている。可愛い。
が、本作は正統派乙女ゲーのため、抱き寄せる系のCGが多い。必然的に男性陣は主人公とかなり至近距離で接触する。主人公の腐食毒はなかなかえげつない溶け方をするので、こちらは別の意味でドキドキが止まらなかった。命知らず共め。CGの度に顔が近付き、その度に「うお!危ねぇ!」と驚き続けた。可愛い。

【インピー・バービケーン】
技師且つお笑い担当。彼の存在のおかげで、緊迫したシーンでもいい意味で気が抜けていた。この話の功労者だと思う、本当に。

味方から常にいじられている立ち位置をそのままルートに入っても貫く姿勢には驚いた。いきなり真面目にやったりはしないのか。
月に行きたい、という彼。彼の過去背景には若干盛った部分もあるが、それより彼の恩人である老人の遺書(「月の上でお前が来るのを待っている」)には不覚にも涙した。
一度は主人公の毒の弱体化で触れられたが、その後またアウトに。一度OKだったものが駄目になった方がしんどい気はするが、彼なら大丈夫なんだろう。

それにしても、彼だけ元ネタが他と比べたらマイナー寄りだと思う。

【エイブラハム・ヴァン・ヘルシング】
吸血鬼戦争の英雄。今はほぼ用心棒。

一味の有事をほぼ全面的に引き受けてくれる頼れる人。「自分の目的のために、その間だけ協力する」と言いながら集合写真にも写るし、全ルートきっちり最後までいる。
この人主人公のこと好きになるんかいな、と思ってたけど、ちゃんと恋愛やってましたね。スロースターターではありましたが。ルパンルートでもその片鱗に触れられており、なかなかこいついい男だと思った。
EDまで一度の接触も許されなかった唯一のキャラ。もうちょっと頑張ってくれフラン。
どんなルートでも彼には、ツンデレな吸血鬼のショタ、ドラちゃんの養育が待っている。

【ヴィクター・フランケンシュタイン】
「フランって呼んで」 ヴィクターと呼ばなくていいの?と思った。山本さんが“山ちゃん”みたいなもんか。

科学者である彼は体力自慢ではないが、安心感安定感は大変素晴らしかった。一味のブレーンかと思ったけど、研究特化なので、主人公の医師的立ち位置だった。ブレーンはルパン。
意外とさらっと「体調べて防毒剤作ったよ」とか「血を調べたんだけどさ」とか言うので、その方法を教えてほしかった。一番謎な、簡単に作成できる衣類や食器を防毒仕様に出来る培養液の存在。全員の衣類にそれを添加してくれ。

その役割上、主人公の体性を解決できるのも彼。公約通り、きちんと解決してくれました。
だからこそ思う。頼むから自ルート以外でも本気出してくれ。一度も接触が不可能だったヴァンさんが哀れ。

【サン・ジェルマン】
一味が間借りしている屋敷の主人。その立ち位置と性格から、隠し攻略対象かと思ったが、そんなことなかった。違うのかよ。

歴史の監視者的な立ち位置で、人の摂理から外れまくっている主人公は始末対象らしい。
ルート開始後すぐに主人公を拉致監禁&告白。正直いつ好きになったか疑問。主人公サイドからの好意も疑問。でも非常に体張ってくれました。ちょっと溶けても大丈夫らしい力技で接触関連をクリアした。他ルートで、彼はどうなったのか、また、何故他ルートでは主人公を見逃してくれたのか…。やはり謎。

【アルセーヌ・ルパン】
メインにして制限付き攻略対象。全部の事件諸々を一気に解決する必要があったため、このルートのロンドンはぼっこぼこ。世紀末だった。

最初から最後までまったくぶれることなく伊達男。初志貫徹なその様にはただ感服した。
総力戦周辺では主人公と別行動が多いため、彼視点で話が進むが、その辺りの男だらけのやり取りが本作で一番熱い展開だった。文句を言いながらも協力しているヴァンと彼の会話が、静かではあるが見所だった。
総力戦なだけあって、今までの各ルートに出てきた敵役や脇役の皆さんがじゃんじゃか出てきて彼らは彼らの終結を迎える。中には「あれ、これ主人公サイド関わらない方が上手く話がまとまったんじゃあ…」という事件も。それぐらい脇役たちは働く。

ていうか主人公、君じゃん。君主人公じゃん。運まで味方してんじゃん。君に任せておけば今までの全員のルートの問題もなんか解決できた感あるじゃん。全ルートで本気出そうよ、君もフランさんも。



なんでも、FDが出るとかアニメ化するとか…。ヴァンさん辺りが報われることを祈ります。
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2015.10.31(Sat) | オトメイト |

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