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『ファイアーエムブレムIF』全体感想
ファイアーエムブレムIF。3部作は満腹。

以下ネタバレ過多感想。



長かった…。
久々の『FE』です。CMも多く流れていたことから有名になっていますが、本作は3本発売。それをすべてやろうと思ったら、そりゃあ長くなります。

大筋は、昔敵国(暗夜)に誘拐されたがそれを知らず、敵国の兄弟を実の兄弟として育った主人公カムイが、生家(白夜)に一度戻り、本当の兄弟と再会し、それぞれの国の事情を知り、どちらにつくか…という話。
「一緒に育った兄弟を取るか、実の兄弟をとるか」という選択を迫られる、という売りです。
どちらの流れでも、暗夜国の現状や王の状況に問題があり、それを内外からどうにかするという話。

システムとして、前作『覚醒』をプレイしていれば大筋はつかめます。本作でも死んでも生き返る親切設計などはあります。今回はそれの更に上を行く、「何度死んでも次のターンで生き返るフェニックスモード」という、それって何てゾンビモードも実装。
『暗夜』ではストーリー以外でレベルを上げる方法がない(後にDLCによってそれを無視する方法が出たが)ため、難易度は少し高めです。
王族の血を引くものでなければ動かせないギミックなどもあり、戦場にも少し特色があります。

また、本作でも登場人物同士の結婚によって、子世代が登場するシステムは実装。戦闘中に上がる好感度により発生する支援会話により、キャラ同士を結婚させることが可能。ちなみこの結婚、いつでも可能。
『覚醒』ではその組み合わせに制限があったが、本作は特別な場合を除いてどの組み合わせでもOK。主人公は特に本当に誰でもOKになっている。同性でOKなキャラまで存在するので、もう支援会話はてんやわんや。
支援会話を集めるのを頑張ると、プレイ時間がそりゃあもう大変なことになる。次世代とか好きな人たちにとってはたまらないと思う。私がそう。

他には新しい要素として、マイキャッスルという拠点があり、そこで仲間たちと触れあえます。文字通り触れあえます。
自室でメンバーを呼び出しその顔を撫で繰り回す王族の遊び、通称イフパルレ。裸の付き合い風呂突入。牢獄に捉えた虜囚を懐柔して仲間に…。
とにかく色々ふれあえます。

さて、それらを含めて今回のシナリオ展開について。
申し訳ないのだが、本作ではこの「子世代システム」、本作の展開では多少無理があったと思う。

『覚醒』での展開は、途中一度1年~2年程度のインターバルが存在した。その間にクロムは王に即位し、その子ルキナが生まれ、平和な時期をすごしたのちに後編が進む。その他仲間たちの子どもたちは、それぞれ過去を変えるため、未来から大人の姿でやってくる。親たちも今結婚したばかりで子供もいないのにやってくるので、「これ本当に自分の子かな?でもなんかそれっぽいな?やっぱうちの子だな」とおっかなびっくり付き合ったり、最初から全面的に信じてたり色々だ。

それに関して、本作は少々事情が違う。『IF』の子世代は、現役、その場で生まれた実子。マジもんの、今ここでどんちゃん戦っている最中に生まれた子供たちだ。
その理屈はどうなっているのかというと、本作では「精神と時の部屋」みたいな時間が止まった空間であるマイキャッスル(秘境)が存在して、どうやら察するにそこで十月十日過ごして生まれたのち、さらに別の時間の進みが違う星に飛ばして育てて、ハイスピードで大人にしている…ということだ。戦争の状況とか、進軍の様子とか関係なく。

これにより、『白夜』での私は、「兄弟が敵国に捉えられ、行方不明になり、死んでいるかもしれない差し迫った状況の中で執事と恋仲になり、結婚し、謎空間で10か月を待機して子供をうんだ後に兄弟を助けに行った」という状況となった。
まず思う。もう少し早く兄弟助けてやれ。時間とまってりゃいいってもんじゃねえ。

じゃあなんで別の星に飛ばしてるかと言えば、子供を精神と時の部屋で育てていたら謎の軍隊が攻めてきて、それが子供を狙っていることが明らかだったので、別の安全な星に飛ばして隠して育てよう、というスーパー展開。時間の進みが早いのは副作用みたいなもん。
しかし、この「敵軍が攻めてきた理由は、子供を狙ってだということは明らかだった」というシナリオは、皆共通。仲間には王族も多いので、分からないでもない。
が、流石に『忍者と村人の子』にもそれが適用されるのには裏拳を入れたくなった。誰がそんなごりごりの平民狙いにくるってんだ。
もう数十年経ってからの2部でいいじゃないですか…。無理ですよ、現役世代と子世代がタイムスリップ以外の理由で共存するのは…。

何はともあれ、すべての組み合わせを結婚させるとかなりの大所帯となる。
ただでさえ4人兄弟+主人公+ヒロインな王族が、それぞれ結婚すると王族がわさわさ。『透魔』編ではさらに両国の王族が一堂に集結するため、もはや王族じゃない奴どれだ状態。前述の「王族でないものは動かせないギミック」に関しては、逆に動かせない奴を探す方が困難な状態。親戚大移動。

で、上記で「主人公はだれでもOK」といったな?あれマジです。
本作のコンセプトは「血を分けた兄弟と共に育った兄弟、どちらをとるか」というような内容であったが、実の所主人公は生家・白夜側の兄弟とは誰とも血縁ではない。母親が4人の子持ちの王に後妻として入った、連れ子だ。
じゃあ暗夜の方がまだ兄弟じゃん!幼少期にさらわれたから、白夜の兄弟ほぼ他人じゃん!実母が後妻に入った家にいた人たちなだけじゃん!

と、物の見事なコンセプト倒れを見せてくれる。この流れについては、ストーリー上は『透魔』で関わってくる程度で、後は『白夜』で兄弟たちと結婚しようとしたときに唐突に出てくる。主人公たちがいきなり「お前は異母兄弟だと言っていたが、あれは嘘だ。実は父親も違う。だから結婚できる」みたいなことを言い始める。まず異母兄弟という話を初めて聞いた。
ちなみに、本作のヒロイン、アクアにも同じような事情がある。多分、兄弟間で結婚可能にしようとしたためだとは思うが、おかげで親族関係大変なことになったよ。

その他シナリオが少々強引で驚く。
『白夜』では、生家に戻りそこから育ちの国である暗夜国を叩く。こちらは(少々どころかかなり)強引な展開はあるがまあ王道と言える。
では『暗夜』はといえば、コンセプトは「国を中から正す」だが、主人公たちはどういうわけだか父王に対してかなり及び腰。「いったん白夜を侵略してから父親なんとかしよう」というスタンスなのが終始謎だった。何のために4人も兄弟いると思ってるんだ。叩けよ、王を。その大量の親戚集団を今使わずにいつ使うんだ。
その他、

「この中に裏切り者がいる」「な、なんだってー!?」→さっき仲間になったばかりの奴が裏切り者。

のような、リレー形式で書いた小説を、次の順番の人が速攻で修正にかかっているような展開が散見される。このネタだけで話膨らませられるじゃん、と思いながら、もったいなさに歯噛みした。
シナリオを売りにした前情報があっただけに、なんとも言い難い。

ともあれ、ゲームとして遊ぶには非常に長く楽しめる。3作それぞれで独立したゲームではあるが、ストーリー全体を理解するには全作をプレイする必要がある。3回遊べるととるか、流石に3回はきついととるかは人次第。


以下、印象深い人だけ紹介。

【カムイ】
ずっと「許しません」と「そんな!」と言い続けていた。謎の魅力で敵も味方もジャンジャン勧誘していくけど、敵に寝返ったら容赦なく殺していく。正直、『暗夜』での立ち回りには疑問しかないが。なんかもうちょと頑張ってくれ。
キャラメイクは設定上、前作よりも少し制限があり、多少残念だった。
女でプレイしたため、『白夜』では上司相手にとんでもないスピード婚を狙いに来たその度胸を買ってジョーカー、『暗夜』では同性もOKらしいのでむしろ異性相手だとどうなるんだという興味からゼロ、『透魔』では後の国益のことを考えて王配として有能そうなレオンを旦那にした。

【アクア】
本作ヒロイン。おそらくは神秘的な雰囲気の女性、ということなのだろうが、ストーリーによっては冷淡に生まれの国も育ちの国も攻め落としに行った。装備を自動にすると高確率で「松の木」を構えていたこともあって、彼女は脳筋な気がしている。ちなみに松の木は枝じゃない。根元から切った原木の状態だ。
後方支援の才能でありながら、自身の息子が狙われたシナリオでは松の木を片手に担いでじゃんじゃん敵を屠りまくった奇跡に震えた。

【ジョーカー】
本当に主人公にしか興味がなく、どこに所属しようがさっさと付いてきた。紅茶2杯いれイベントののちにプロポーズかましてきて驚いた。兄弟助けに行くっていってんのに…。その心意気を買って、『白夜』ではカムイの旦那でした。超スピード婚。
彼はその能力の関係からして、どうしても好感度が非常に高くなる。なんかこの人が主人公以外を選ぶ未来が見えんな。
ちなみに主人公を嫁にすると、ジョーカーは息子相手に本気で嫁を取り合う。ろくでもない親父だ。

【サイラス】
どのルートでも仲間。
主人公の幼馴染というおいしいポジションながら、それを主人公に忘れられており、ではそれには深い事情が?と思いきや本気でどうでもいい事情により忘れられていた「じゃあお前何のための幼馴染属性だよ」という不思議立ち位置。
ただしその立場を存分にいかした婚活には脱帽する。積極的に親友の兄弟狙いに行くなよ。『白夜』はヒノカ。

【リョウマ(白夜)】
兄貴鬼のように強い。一人何か設定間違えたかと思うくらいに単純に強い長男。『白夜』では彼をメンバーから抜く理由がない程度には強い。
彼と結婚しようとすると、上記のとんでも家族関係が判明する。そのため、正直こちらは結婚云々言ってる場合じゃないくらいに動揺する。この組み合わせで国王になったらおもろいなという理由だけで嫁はセツナ。

【タクミ(白夜)】
タクミオニノヨウニツヨイ。いや、本当に。
弓兵である彼の神器は、地形を無視して進むため、なんかもう彼の独壇場であり誰も追いつけないスピードで進軍する。
その代りシナリオでの彼は不遇と言うかなんというか。目立ってはいる。
ツンデレさんというかわがままというかな性格なため、姉さん女房がいいかと思い嫁はオロチ。

【レオン(暗夜)】
暗夜の義弟。冷血とかなんとかいうけど、いい人ですよこの人。
白夜で出てきた際に、主人公たちに「決意を見せるためには今まで長い事時間かけてやってきた道を戻るがいい」と言ってきて、じゃあそうするわと納得したら「その答えが聞きたかった」と満足して『ワープの魔法』という今まで聞いたこともない上にそれ以降道具屋にも姿を見せることのない謎の便利アイテムを残して去っていき、こちらの心に「なんだこの展開」という疑念を残して去って行った。
部下は個性派、息子も個性派。男女行けますなゼロと前作からの強中二病オーディン。そして息子は男の娘フォレオ。どうしてこうなった。もう少し人選なんとかならんかったか。

【ゼロ(暗夜)】
レオンの部下。
前情報で彼は同性婚もいけると知っていたが、プレイ後は「何故同性婚が出来るのか」が謎だった。別にそんな兆候はないんだが…。
娘がいわゆる腐女子であるエポニーヌ。彼が彼女に愛情を注いでいる様が少し以外で面白かった。

【カミラ(暗夜)】
暗夜の義姉。前情報でサディスティックな危ない人かと思ったが、意外と包容力のある良識派でした。驚き。確かにそうした面がないでもないが。『白夜』で胸の揺れるムービーをひっさげて登場した時は悪役一直線だったのにな。
主人公を溺愛している人なので、ジョーカーと結婚させたときはそりゃあもう凄かった。ただ同盟を組んだだけのようだった。

【フォレオ(暗夜)】
レオンの息子。男の娘。
正直、親世代の女性陣で白夜暗夜通して「これだ!」という人がいなかったので、ちらっと子世代を見たときに「ああこの子が一番かわいいな」と思ったら男の子だった。私は泣いた。

【シャーロッテ(暗夜)】
暗夜の警備兵。
玉の輿に乗りたいという欲望のため、身分と金のある男に全力で媚を売りに行くその潔い姿勢をもった女性。職種はバーサーカー。
あまりに潔いので、「よし国を取れ」と思い、マークス(第一王子)の嫁にした。その際の雄叫びにこちらはやりきったと感じた。



…と、シナリオ面ではある意味面白い状況になったが、非常に長時間楽しめました。
感想もながくなりました。お付き合いありがとうございました。
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2016.02.07(Sun) | その他(一般) |

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