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『Glass Heart Princess』全体感想
非っ常ーに遅くなりましたが、こちら。

Glass Heart Princess (グラスハートプリンセス)(通常版)Glass Heart Princess (グラスハートプリンセス)(通常版)
(2012/12/20)
Sony PSP

商品詳細を見る


年明け前にはクリアしてたのだよね。約1か月前かぁ・・・。


下記感想ネタバレ過多。


プレイ時間:20~30時間程度。

***

ドキドキしすぎたら死ぬ。

そもそもの情報が出た時点でなんだこの色物は・・・!とこちらを戦慄させたゲーム。やはり予想通りの色物だった。
なんというか、公式ブログのテンションも雑誌のテンションも「レッツゴーGHP!イケイケGOGO!」だったので、こりゃあ・・・と思ったが、予想通り。

あらすじは

超絶金持ちの姫乃京子お嬢様が、ある日突然【硝子の心臓症候群】という奇病にかかる。数十兆分の一の確率で起こる病で、心臓機能が急激に衰弱。少しの負荷に心臓が耐えられなくなる病気で、心拍数が一定を超えると心停止や心臓破裂を起こして死んでしまう。進行性の病であり心筋の活動が低下していき、現状余命は4か月。
リハビリが有効なこの病気、死なないためには心臓を鍛えるしかない。度胸もあり、知力体力容姿家柄すべてそろった京子が心臓を鍛えるためには、唯一の心臓に負荷を与える行為は【恋】しかない!命がけの恋が始まる。


この症状を聞いた時の私の反応は・・・

「き・・・、筋ジストロフィー・・・???」

いやいやいや!前情報では「ドキドキすると死ぬ」だったのですが、よくよく症状を聴くと「心筋が徐々に衰弱していく病」なのだろう。思った以上にシャレにならない病気だった。「ハート打ち抜かれFall in Love」してる場合じゃねぇ!しかし作品はガチでギャグだった。もうどうすりゃええのや。

システムとしては、驚異のインストールデータ700MB越え。インストールに10分くらいかかった。
一応パラメーター管理系ではありますが、結局のところ2つしかパラメーターは存在しないに等しいので、ある程度の心拍数があればあとは恋愛強度(?)だけ気にしてればいい感じ。難解な部分なんて全くない。潔い!
しかしちょっとエフェクトが過剰な部分があり、コマンド選択はのんびりしている。気長にいきましょう。

システムと言えば一番どうしようもなく笑ったのが攻略対象選択場面、

アナログパッドでキューピッドが矢をバァン!⇒ハートを射抜く!⇒京子「ぐっ・・・!?」⇒攻略対象決定!

崩れ落ちるように笑った。立ち直れないほどに笑った。
もう駄目だ。私はここで覚悟した。これは大変なものだ。作中一回しか使わない攻略対象決めに無駄な労力を払ったことに敬意を払う。何度も使うシステムでもないのに、あえてこれやったのは凄い。

ちなみに絵柄はキラキラしていてなんとも綺麗だ。というか面白い。
目の中に星があったりハートがあったりと、髪の艶部分がよくみりゃトランプマークになっていたりというのをよく入れ込めたものだ。

ちなみにこのゲーム、ドキドキすると死んでしまうのだが、お色気イベント(ドキドキシーン!)が起こるたびに心拍数の動きを再現して画面の周囲が赤黒く染まる。FPSで言えば敵から狙撃された時と同じエフェクトが入る状態。キスシーンが常に修羅場。
ちょっとイベントが起きるたびに「どうだ!?死ぬか!?耐えられるか!?」と常にチキンレース。緊張感与えてくれて実にいい。ぼーっとながら見なんて許さない。
ついでに言えばイベントこなすとスキルが手に入るんだけど、まったく生かす場面がない。言葉遊びや。

ストーリーは頻繁にメタ発言やパロが差し挟まれ、笑ってください状態。
発売以前に出ていた『全員アイドル化!?何が!?』というようなイベントや『○○が~の姿に!一体何が!?』というようなスチルのイベントが、本当にまったくなんの脈絡もなく出てきて且つ何の意味もなくて、雑誌を利用したでっかい釣りかよ!とPSPの画面ひっぱたいた。素晴らしい。
また、「全員裏の顔がある」という触れ込みではあるが、裏の顔とかそういう問題じゃない。人か否かという世界な人が半分。そして別に妖怪がいるとかそういう話じゃないはずなのに、なんのためらいもなく皆受け入れてる。どうなってんだこの世界。もうこの世界、いい人しかいない。

そのメタやらなんやらは行き過ぎレベルで、ショッピングモールの背景には『AMNESIA』勢や『L.G.S』勢がいたりする。『AMNESIA』はともかく、何故中華組が・・・。
訓練の時には歴代オトメイト作品のキャラが講師として名前が出たり、とにかくまぁあれだ。ふざけまくってる。

暗かったり重かったり、そういうのは皆無。とにかくへらへら笑えばいい、そういうゲーム。
最近では結構稀有かもしれない。実に楽しませていただきました。
ありがとう京子様。ありがとう皐月さん。



【個別感想】
【姫乃 京子】

完全無欠お嬢様。『硝子の心臓症候群』というどんどん心臓が弱っていくどう考えても「ドキドキしたら死ぬ」レベルではない大病におかされているが、実に元気でいらっしゃる。
そもそも彼女はリハビリと称してランニングしてたり滝行をなさったりするが、その程度では心拍数に変化がないくらいに体力面はずば抜けている。唯一恋愛的なときめきだけがヤバい。
鍛えすぎると心拍数300くらいでも耐えられるという、常人でも無理なレベルになるので、意外と彼女は死なないんじゃないかと思う。

見た目はキラキラで非常にかわいいし、ファンクラブもお持ちで女子生徒からは「お姉さま」と呼ばれている。こういうゲームに出てくる「かわいい女の子“集団”」は大体恋のライバル的ポジでありやっかみ入れてくるんだが、彼女たちはそういうの皆無。むしろ「お姉さまにふさわしくない」的な怒り方してくる。ちなみに全員彼氏持ちだった。凄ぇ・・・。

何故か性格は結構俗っぽく、一部とんだ部分もあるけど庶民寄り。ここはもう突っ切ってもっと面白でもよかった気もするが、そういうところも可愛いよ京子様。
各ルートEDに差し掛かるとどんどんキャラ崩壊していく彼女が一番の見所。

【烏丸 幸斗】
エリート金持ち学校唯一の不良・・・ではない。

庶民なのにうっかり金持ち学校に入学しちゃったせいで周囲と馴染めなくて不良扱いされるようになった、という『花より男子』みたいな人。本当に、何故うっかり入学しちゃったんだろう・・・。「親父がぁ」とか言ってたが、学費はどうだったんだ??
初対面で彼が子犬を助けた時にときめいた京子様の「ぐ・・・っ!?」という苦悶の声が忘れられない。

彼とは本当にこのゲームの趣旨に合った恋愛劇が展開される。
病気を隠し、彼とデートを重ねることで心臓を鍛えようとする京子様。そのうちに仲良くなっていくが、ときめきすぎて倒れた(改めて言うと凄いな)ことで全部ばれる。それを知った烏丸の、

「なんで黙ってた。下手すれば俺がお前を殺すことになっていた」

という台詞が「そりゃそうだ」と非常に納得した。その後の「どんな事情があっても【一目ぼれしたからで途に誘った】というのは告白にあたる」というのも「そりゃそうだ」で、かれは実に良心だった。それから二人でリハビリのために少しずつデートを重ねて・・・、と「おお、これがこのゲームの内容なのか」と納得してた。まさか残る4人がアレだとは。
烏丸が真面目に病気の心配してくれるのに、全容がギャグでどうすればいいのか。

終盤にかけてまさかの(いや前情報で知ってたけど)実は怪盗でうんたんかんたん。今までの学園闘病ラブコメはどこへ!?
一度は怪盗を辞めさせるために偽の勝負を持ち掛け勝って、めでたくEDをむかえ・・・そうになったEDロールをまさかの執事・真之介テラEDブレイカー。マジでマグナムでぶち抜いてED阻止。
そこから京子様の真骨頂ともいうべき大暴走が開始したが、もうここからはてんやわんやで・・・。

なんだろう、烏丸は非常にいい奴でいい男で、本当に学園ものやるために出てきたみたいなやつだったんだが、のちに続くメンバー見てるとこの子はこの世界にいてもいいんだろうかと不安になる。
このルートの京子様が一番年相応の恋愛女子しててかわいいよ!

【朝比奈 天馬】
学校自体の規則が非常にゆるいため、基本保険医なんだけど代行で授業やったりする先生。とても明るいのと、何か子供っぽい。けどまぁ、しっかりしてるほうだろう。

・・・。

先に言っとく。この人、吸血鬼。
烏丸は本当にほぼ唐突に「怪盗だ!」という感じの出方したけど、こちらは頻繁にバレかける吸血鬼。というか、イタリアンマフィア吸血鬼?
それにしても本ルート、最後まで先生に病気のことカミングアウトしなかった!何のための病気設定!?

途中で「きょーちゃん(こうお呼びになる)に伝えたいことが」→「実は俺吸血鬼で」

知ってたよ。で、告白すんのかと思ったら色々すっ飛ばして「吸血鬼になってほしいんだ!」
・・・マジか。というか、そうじゃないと一緒におれんのんか。

紆余曲折ありまして、先生ぐれてやけになって、京子様敵にさらわれて。死にそうになってそんでもって吸血鬼になるけど、どんどん心拍数がなくなって消滅、再度出た時に『∞』となっているのがこのゲーム独自の演出で、話さずとも「ああ、一度死んで吸血鬼になったのか」とわかる演出でよかった。
でも、京子様を人質にとった敵(先生と戦いたかっただけの人)に、

朝比奈「俺が死んだら満足なんだろ!死んでやるよ!」
京子「待って先生待って」
敵「待て待て待て、解放するから!早まるな!」

ぜったい敵さんにした方が良かったと思う。この人超いい人。
それにしても何のためらいもなく先生が吸血鬼だという事実が真実として受け入れられ、かつ京子が吸血鬼になったということを受け入れられた。どういう世界観だ。しかし教師になった数年後の京子様マジ美人。

狼に襲われても人質に取られても心拍数の変化のない心臓。京子様普通の人よりよほど強靭。

【星野 彼方】
不思議系クラスメイト・・・。

もういいや、アンドロイドです。こちらは天馬先生よりももっとあからさまに最初からばればれな正体と言うか、裏側というか、表側。

もう色々すっとばしますが、ドキドキしたせいで死んだ(死んだ!)京子様に驚いた彼方に機械の心臓を移植されて、こ、今度は心臓が機械製に・・・!
何故このゲーム、普通に闘病しないんだろう。作中約半数が「心臓とっかえ」という荒業にでる。
結局それが祟って京子様宅で倒れた彼方。事情を柾木に説明・・・

京子「信じられないかもしれないけど(かくかくしかじか」

柾木「お嬢様、どうしももっと早く言ってくれなかったのです」
「僕が機械に強いことをお忘れですか!?(死ぬほどうれしそうな顔」

orz

京子(さらりと受け入れた・・・)

あんたもだよ。柾木の「(心臓のところにとりあえずここに(心臓部)におもりを入れておきましょう。バランスが戻れは歩行は正常に戻るはず」というとんでもない修理に驚く暇もなく、アメリカの陰謀的なあれこれやらペンタゴン的なあれこれやらET的なあれこれやらもうとんでもない。
唖然とするこちらを余所に、宇宙から交信したり色々やってED。
説明しようのないとんでもが続くが、柾木無双だったことだけお伝えしておく。

【柾木 真之介】
姫乃家に仕えている万能系執事。真之介の好きなところを言いよどんでいると、口に銃をくわえて自殺を図る系執事。

各ルートで無類の馬鹿っぷりを発揮する彼ですが、各ルートの「いい所」と「どうにもならない所」を一気に持っていく世界観ブレイカーでもある。この世界は何でもありですが。
とにもかくにも「京子様!」。一番大きく書いてあるところからしてメインっぽいのですが、その攻略方法はほぼ隠しに近く、攻略対象としては独特。見えているルートを無視し続け、他人のルートに乗っかったあとで乗り換えると出てくるという不思議なルートです。

お嬢様と執事だったり家庭の問題だったり姫乃家が落ちぶれそうになったり色々ありますがこのルート最大の功労者は、作中のメタ発言担当の皐月さん。
色々あって裏切った真之介。でもって政略結婚で結婚することになる京子様。過去にいろいろあってどこかで見たような傭兵時代送ってた真之介。それを救ってくれた京子様。

そんな長い回想を「どうでもいい」と打ち捨てた皐月様。マジかっけぇっす!
結婚披露の場に『白馬の王子様』になるために王族の養子になり白バイクで乗り付けた真之介。もうどうにでもしてくれ。真之介には遠慮がない京子様の「お嬢様って言うな!!」発言が格好良すぎてもう本当にどうでもよくなった!

普通ルートの最初に引くはずのルート確定のキューピッドの矢を最後に引くのが印象的だった。
もう一つ印象的なのは彼が歯ギターが弾けるという事。

【道明寺 凱】
京子様の婚約者(仮)の小学生の少年。隠し担当。おどおどしたタイプの子。

いや、まぁ登場も唐突だったりするのですが、おどおどしてるけど京子様のことが好きで・・・というのはかわいらしかった。少年だしね!
まぁルート自体は短いのですが一応子供EDと大人ED持ち。
ただまぁ、大人EDはなんというかひねくれて性格悪くなったと思う。アダルト担当?ノーモア中途半端なSキャラ!

【皐月さん】
ゲーム界に舞い降りた我らが分身。

メタ発言、百合発言、お嬢様hshsをゲーム内でやってくれたその雄姿、私は決して忘れはしない。
そこに萌え(主にお嬢様関連)があれば東へ西へ。彼女とは実にうまい酒が飲めそうだと思った。
喋り方も基本的に単調で、エレベーターガール風。『ペルソナU』でのエリザベスといい、どうも私はこういうキャラに弱い。
各ルート、ネタ関連においては真之介と彼女の無双状態だったのですが、真之介ルートでは彼は恋愛方面に(若干)回るため、彼女が無双。
そうは言えども京子様の理解者の面もあるため、ギャグ担当でメタ担当で親友担当でちょっとした良い話もこなす。

FDでも別ゲームでもいいので皐月さんの再登場を非常に祈るところであるが、彼女を主人公にすると乙女ゲーが乙女ゲーにはならなくなると思うのでやっぱサブキャラでいい。
あ!皐月さん主人公にして乙女ゲー主人公集めたギャルゲーやりましょうや!



笑え、とにかく笑え。

年末の多忙の一端を担ったゲーム。非常に面白かったです。冗長でございましたが、お付き合いいただき感謝いたします。
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2013.01.27(Sun) | オトメイト |

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