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『スクール・ウォーズ』全体感想
さあ、行こうか。

スクール・ウォーズ(通常版)スクール・ウォーズ(通常版)
(2012/11/29)
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これ。


下記感想。ネタバレ過多。



プレイ時間:約30時間?

***

目ん玉飛び出そうだった。

この私の困惑がお分かりだろうか。


・学園“戦争”
・表紙に武器所持
・放火事件
・不良校
・CERO『D』
・QUINROSE


どう考えてもマシンガンぶっ放す気だ・・・!としか思えないようなこの布陣。

まさか攻略対象がみんないい奴だと誰が思おうか。

ストーリーとしては

近隣にある精鋭養成学校2校が、錫代高校の放火事件のために統合。
父の死により、何故か援助を受けてその一方である晴藍高校に入学した風紀委員長である主人公・一条栞は、生徒会長からの依頼でその放火事件について調べることとなる。


という感じ。
プレイ時間もそう長くはなく、最近の作品で取り入れられている選択肢毎のスキップ機能も搭載。このスキップ機能、かなり優秀でシーンの区切りまでスキップしてくれる。あと主人公の絵のONOFFもできた。しなかったけど。
システム周りにはまったく難はなし。あえて言えば、いつものスタート画面での「今好感度このくらい!」てのが分かりにくいくらい。あれはなんだったんだろう・・・。階級章?

作画の方は、おそらく同社では初出。
それでようやく気付いたが、なんとなくスチルに既存の同社の方との差を感じた。基本的にアップ画が多いんですね。全身が映り切らない絵や、主人公が映ってない、主人公視点の絵が比較的多かったかと思う。
直前までやってた『百鬼夜行』が俯瞰絵で基本全身映った状態だったから、なんか差を感じたのかー。

上記の通り、ストーリーは毒々しさや心理に突っ込んだ構成ではなく、あくまで全ルート共通の謎解きと恋愛という感じ。そしてこの主題に反してみんないい奴。最近多いなQUINROSE。
作風は殺伐とした主題に反して、実に明るい。みんないい人という面や主人公の性格、取り巻く友人関係もあって楽しく見ていられた。最近立て続けにバッド展開見すぎて、ストレートに明るいのに妙に心打たれた。

本当に警戒して進んでいたのに、1人目「あれ、なんかいい子だった」→2人目「この人もいい人だ…」→3人目「まさか・・・」→・・・⇒5人目「全員善人だった!!」という衝撃。
黒ひげ危機一髪で全部の剣さしたけど、黒ひげ飛び出さなかった状態。ある程度の負傷は覚悟して乗り込んだ戦場で手厚くもてなされてしまった。
その反面、恋愛色が濃く、性的な描写がたぶん同社の中では最重量。わぁい、普通の18禁乙女ゲーみたい!

・・・『D』なんですけどね。

一般寄りになったと思った『12時の鐘とシンデレラ』がまだ平常運転寄りだったと思うくらいには、ある意味異色。ある意味乙女ゲー。1週当たりの時間がかからないのも最近の特徴だぁな。

背景についても、最近のにしては数が多いか?
ただ!『上流階級御用達・超高級病院』の病室が普通の病院の個室と変わらないような内容なのはどうにかならなかったのか・・・。


以下個別感想



【一条 栞】
おそらく、現状最もQUINROSEの中で他社乙女ゲーの主人公に近い、癖のない主人公。

父を事故で亡くし、病気がちな母と二人で生きるため謎の伝手で入学することになった裏社会養成学校の風紀委員長。
正真正銘の真面目系であり、守銭奴、料理がリアルに下手、大飯食らい、おせっかい焼きと何かと好感度高い彼女。なんか所帯じみてる。
「喧嘩は許さない!」の表明とともに銃片手に不良共の真ん中に突っ込んでく気概もお持ち。風紀委員会の女子メンバーでランチャー構えて「イエイ☆ヒャッハーぶっ飛べ馬鹿野郎ども!」とやっているスチルはそりゃあもうかわいかった。

風紀委員長なだけあって、基本は品行方正。というか苦労性。何故か貞操観念は結構ルーズ。
相手を年齢関係なく呼び捨てで呼びつけるのがデフォのロゼ主人公のなかで、「~君」呼びがデフォの珍しい主人公。許可を得るまで年下でも基本は「~君」だよ。
そして相手も呼び方が「一条さん」がデフォ。恋愛関係になってかなり後半、つい呼んじゃったくらいのときしか「栞」と言わないので、出てきたときに「ああそういえば主人公の名前“栞”だった」とようやく思い出した。私も彼女を一条と呼んでいた。
あとついで言えば、学園ものにしては珍しく主人公が「3年生」だな。なんとなくだけど、先輩も後輩も出せる「2年生」設定や、学校に入ったばかりで不慣れな中での「1年生」設定が多いADVとしては珍しい気がする。

これだけ書くと、彼女がとてもまっとうな主人公のようだが、今回は逆。彼女よりも周りの男共の方がまともだった。
よっていつもの『主人公=ツッコミ』の図式が崩れ、主人公が変なこと言うと、攻略対象がつっこむといういつもと逆のパターンに。委員長も間違ったこと言ってないんだけど、それよりも周囲が普通なんだよな・・・。

完全勝利者の彼女。唯一の難点は、彼女が何故この学校に入学したのかが作中明かされなかったこと。・・・FD待ち?

彼女率いる風紀委員会は、パッと見コギャル(金髪・露出・ばっちりメイク)の小堀夏絵とパッと見地味系女子高生(おかっぱ・眼鏡)の津田沼芽衣の性格がまるで逆で発注ミスかと思ってしまった。
夏絵が冷静で真面目、落ち着いた後輩。芽衣がミーハーで慌ただしい。どちらも好きですが、ギャップ萌えで夏絵が好きです。私は。

【塚本 久光】
一条率いる風紀委員会の副委員長。次期委員長。

元々一条にあこがれて入ってきたという触れ込み。「ここから『実はああいったけど僕は』て流れかな」と思ったら、どっこい本気で憧れてたよ!「そんなこと言いながら、実は裏でなんかやってんだろ~?その憧れってもうちょい下世話な感じだろ~?」と思ってた私は、本気で最後の『FIN』の記載が出るまで信じてなかった。私、汚れてた。

お家は政界に通じるという由緒正しさ。
この設定聞いて「ああ、お家問題があれこれ?」と思ったが、彼曰く「家族はただ忙しいだけで愛情深い人たち」らしく家族関係もうまくいっている。完全勝利者か!
性格としてはおとなしいタイプなので、謎解きを完了したらあとはいざこざを避けてさっさと生徒会長に投げた。

【岬 深也】
聖人君子。

金持ち・イケメン・性格良。3大ハイスペック持ち岬君。まさか本気で聖人君子だとは・・・。
金持ちとイケメンまでは覆らないにしても、性格良くて女性にやさしいの部分はひっくり返るだろと思ったら、マジでいい人だった。そりゃあモテるわ。

この人のいい人加減は半端なく、自分が出資している病院の経営者が利益に走ったら「患者のための病院にしないならクビ」と言ってしまったり、友人ルートで仲良くなれば無償で専門員派遣してくれたりする。スーパーの姫アもの袋引きずってたらリムジンにも乗せてくれるよ!
ちなみに金持ち加減も半端なく、学校の大口の経営者でもある。ハイスペック岬君。

なんでも、「自分に近づいてくる人たちはみんなお金か地位目当てだからちょっと人間不信」らしいが、「それも含めて魅力でしょ」と言い切った一条さんかっけぇ。
彼女に惚れた岬君は、女を見る目もあるらしい。ただ、彼に非はないが一条との初情事のあれはどうよ・・・背?

【比佐 将文】
なんというテンプレ!

現役アイドルだけど、実は裏ではいじめっこ。だけど本当は孤独で、言う事聞かせてる主人公にだんだん心を許していって、最終的には付き合うようになるよ。でもいじめっこなのは変わらないよ。

・・・と、見事なジャイアン系いじめっこ攻略対象を地で行った。

実は母が大女優で、父がスパイでという『複雑な家庭』設定もお持ちだ。
出会い当初、一条さんとの偽の情事写真を撮ってそれをネタにゆすってくる屑かと思ったら、見事に人恋しいジャイアンだった。お前のものは俺のものって言ってみろ。
一条が献身的に(世話焼き体質発揮して)看病したらなついた。ふっ、ちょろいな!

彼は他の人のルートでももれなく出てくるんだけど、事件解決に役立つでもなし、特に親交を深めるでもなし、起こるイベントが「制服汚した一条を罵る」「ブラックリストに名前載ってて芽衣がミーハー発言する」だけなので、なんで毎回起こるのかさっぱりだった。
全キャラクリアしたら一人くらいその辺の事情が分かるキャラくるかなー?と思ったら、氏家まで行ってもさっぱりわからなかった。

ただ、ラストで「アイドル活動してて忙しい時に寂しいからあの偽情事写真見てるよ」と言ったのは感動でも何でもなくドン引きだった。普通の写真撮れ。

【黒部 大悟】
錫代高校をまとめている番長のような存在。女嫌いで、硬派。

私がゴリラタイプの男が理想というのは以前言った気がしますが、いやぁ!理想に近いゴリラでした!
誰のルートでも出てきては、見た目怖いのにちゃんと事情説明やら協力やらしてくれるし、風紀委員に嫌な顔せず、自校の不良共をまとめてくれる。
いい奴感あふれ出る男たちの多い本作の中でも、「あ、こいつはいい奴だ」とはっきりわかる。というか全ルートで一条が不法侵入で見つかりかけた時かばってくれる。おお・・・おおお・・・!

まあお気づきだと思いますが、硬派が行き過ぎて『女嫌い』というか『女が苦手』なわけで、「事件解決に互いに協力体制取って!」とゴリ押しした一条に負けて手伝ってくれることに。いろいろあって、実家の取り決めに従って一条の従者(ボディガード?)になってくれる。

どうにも一条、彼を気に入ったらしく、好きだと言い始めるのがかなり早い段階。
彼女の「金は大事だ!」という主張に「やかましい」と突っ込みを入れた時は大変輝いていた。

【都丸 京平】
高校2年生の情報屋。情報屋最近よく出るなー。

唯一なんかうがったキャラっぽいのですが、彼もやっぱりいい人です。普通に翻弄されるからな。
最初から「情報料はキスでよろ」とかいうので初っ端イベントから3連チャンくらいキススチルが来るのですが、子供に花冠あげたり、金にがめつい一条にペース崩したりときっちり巻き込まれてくれる。
彼は堅物眼鏡塚本くんや聖人君子岬君ですら感極まって「栞」呼びしたのに、終始「一条さん」呼びだった。というか、この記事書いてる時に初めて都丸の名前が「京平」だったと知った。作中出てこんかったやんか。

あと通常戦闘が激弱だった。まあ普通そうなんだろうけど、お約束として「実は普通に戦っても強いぜ」をやるのかと思ったら、普通に集団に囲まれて昏倒してた。

ラストで「彼女の家におよばれしちゃったー」とテンション高くやってきて、彼のと生徒会長の話(「彼女超大事。最初で最後の人(要約」)の盗聴テープを聞かされて頭抱えてうなだれたのに笑った。

どうも彼と生徒会長については、「これ別に一条が放火事件について調べなくても、最初から全容知ってたんじゃね?」疑惑がちらついて離れない。

【氏家 樹】
3年前の放火事件の犯人。2年生。

他の人のルートでまったく姿を見せず、強固な攻略制限を持ち、初出は黒部ルートでちょっと喋ってるのを見ただけ。本格的に喋りだしたのは都丸ルートで、喋れば喋るほど漂う「世話焼き・いい奴」疑惑。
ここまで5人クリアした私はそろそろ気付いていた・・・。

このゲーム、基本いい奴しかいない・・・!

当然のごとく氏家もいい奴でした。ちょっとやんちゃしたりヒャッハーな面も見せますが、基本最初だけで以後至極まっとうになられた。年下のはずなのに一条の面倒見てた。料理センスがまるで駄目な一条に代わり、プロ並みな料理も披露してくれる。なんていい子・・・。
彼は友人の時、懐石料理をおごってくれ、メロンのおすそ分けまでくれる。いい人臭が凄い。

彼のEDはそれがそのまま真相EDなのですが、うん・・・知ってたよ!3年前の放火事件については!

まあ、結局これほどいい人感出てるやつらが姑息なマネやるわけねぇジャンってことよな。
『真相ED』というので、「父の死の真相」や「一条が裏社会精鋭養成学校に招かれた理由」「一条をこの学校に推した叔父の存在」なんかが出るかと思ったが、一切なかった。あれほど意味深だったのに???やっぱりFDなのか?真相って3年前の放火事件の真相かよ!

生まれは複雑らしいですが、その後は勝ち組人生。



最近あまり毒づくようなゲームを作らない同社ですが、その中でもプレイしやすい、というか妙な癖もなく純粋に『恋愛』面をを楽しめるんじゃないでしょうか。
終始明るい作風には好感が持てますし、絵柄的にも万人受けしやすい印象を受けます。
「どうせCERO『D』って言ってもまあそれなりだろ?」と高括ってるとびっくらこきますがね!

以上、大変長くなりました。お付き合いありがとうございます。

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2012.12.15(Sat) | QUINROSE |

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