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『マスケティア』全体感想
マスケティア (通常版)マスケティア (通常版)
(2011/07/07)
Sony PSP

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ある意味凄いゲームだった。



下記感想。ネタバレ過多




オトメイトさんのゲーム。そして最近では『コンディフェンシャルマネー』とかと同じ系列にあたるかな?
原作を『三銃士』に持つゲームです。

もう少し前のゲームなので大体真相は知れ渡ってんだろうなぁということ前提で・・・、

ストーリーとしては、個人のあれこれというよりは全体の謎解きをさせたいんじゃないかなという印象。
各個人のストーリーは何も解決してねぇよ!ってとこで終わる人が多数。生徒ではそれが特に顕著。特にポルトス。お前は一体何を解決したんだ・・・。
ただ、並んでる順番(アトス→アラミス→ポルトス→ロシュフォール→リシュリュー→トレヴィル→隠し)といくと綺麗に謎解きが完成するのには拍手を送りたい。本当にきれいに行く。逆に言うと、これを崩すと「あ、あれ?」なことになりかねないのが難点。

ただ、謎解きに全力を費やしたためか、終結はもうちょっとどうにかなったのではという印象も。消化不良に近い幕切れをしてしまったのが残念。
当初・・・というか本当に全員クリアするまで、「こいつもこいつも、なんか考えてることありそうだな。きっといい奴じゃないんだろう」と思ったら本当にただのいい人でがっかりだよ!ずっとロシナンテ先生とかコンスとかボナシュー疑ってたのに、基本ちょっとドジっ子だけどいい奴しかいないよ!私ずっとパトリックさんしか信じてなかったのに!

初見、

親父が死んだ→「悪魔の仕業だ!」→騎士学校言って調べよう!→銃士隊に手伝ってもらおう!→決闘で勝って従わせよう!

ここに面食らう。そもそもシュバリエ学園ってネーミングに面食らう。その後キラキラ背景(エフェクトではない。背景!)を背負って出てきた銃士隊にも面食らう。この学園でやっていける気がしない。
話として唐突だったり、「なんで銃士隊に決闘挑む必要が・・・」とか考えたが、原作付きだからそこはしゃーない。往々にして古典ってもんは唐突だ。
父の敵をとるために来たはずなのに、もの凄いスピードで季節行事ばかりこなしてんのも内緒だ!

システム面については平常運転であるが、若干スキップ機能に難があるか?
おまけ要素などはなかなか充実していたと思う。

絵柄については、耽美系。大変キラキラしていらっしゃる。その最たるものがアラミスだったが、全員もれなくキラキラしていらっしゃった。
その絵柄を利用してみんなしょっちゅう脱いでた。本当に意味のない場面でも脱いでた。殺意がわいた。

あと、何よりずっと気になっていた。謎のSE。

「なに!?不気味な笑い声が!」とは言うが、私の耳には「プェーヘッヘッヘ」としか表現できない甲高いともなんともつかない気の抜けた声にしか聞こえず、その後それが悪魔の声だという事に驚いたがいざ目の前にすると悪魔は結構低い声で、なに?ドップラー効果なの?
さらに結構なSEが共用であり、人を刺す音と枯葉を切る音が同じで、どんだけ肉厚な葉っぱなの!?ついでに言えば、石の壁を刺しても同じ音で、わぁい柔らか!
パタパタと可愛らしい音がすんなと思えば悪魔の羽ばたき音だったり、「急ぐぞ」の後の足音がどう聞いても徒歩だったりと枚挙にいとまがない。
また、人を突き飛ばす音(逃がす音)とラグビーボール蹴る音が同じなため、どう聞いてもダルタニアンはアトスに頻繁に蹴りを入れられていた。

このあたりが非常に魅力的だった。


以下個別感想


【ダルタニアン(主人公)】
この子に対する私の気持ち、どう表わしたらいいのか・・・。

「このアマ・・・」と拳振り上げそうになった直後にぐっとくること言って男を翻弄するので拳を下げ、かと思えばワンモアセッ!と拳を振り上げ・・・。
終始元気な応援隊みたいな感じになっていた。ということは私、彼女のことが好きなんだろうなぁ・・・。この複雑な心境、実にトレヴィル先生とリンクしていると終盤気付いてがっくりきた。

非常に勇ましいことも言うし、女豹化もするし、健気だし、いらんことに首突っ込むしで基本スタイルが不明だった。剣を振るときに「えいっ!」というのをやめろぉ!!!
しかし彼女がちょいちょい「逃げろ」と言われている場面で踏みとどまるのでその蛮勇だけは諌めたい。大体大丈夫だって。どんなに強い人でも2回くらい斬ったらこのゲーム絶対死ぬから。

あと軽度の難聴系。

【アトス】
何故惚れたのか不明。アトスさんが。

銃士隊の隊長で、完璧超人系。話してみると結構普通の人。
初っ端クリアしたのと、上記の通りの真相への距離もあり、彼は「優秀」という触れ込みにもかかわらず「こいつのルート真相一切分かんねぇな」と言われるチュートリアルタイプ。可哀想だ。

横道な道筋で展開しますが、悪魔化しすぎると理性失うとかで苦しんでた。
それでも何故か惚れたダルタニアンを守るために頑張ってくれますが、

「いけ!」→ドカッ  (←明らかにけりを入れられた音)

しょっちゅう彼に蹴りを入れられるので、いまいち有り難くなかった。
「俺は完璧」と言いながらもなんか詰めの甘いアトスさん。

「証拠をつかんだ!これで生徒に公表できるぞ」→「はめられたー」

というもうこのおバカさんっ!な展開もやっちまう。「塔で会おう」と言いながら二人して浜辺で再会するので、二人して方向音痴疑惑も付きまとう。
本当に何故アトスが好意的だったのかが終始謎で、

「俺が嘘をついたことがあるか?」

と問われ、「関係が浅すぎてわからない・・・」と思ったのは私だけなのか。

終盤理事長サイドと対決するが、

ダルタニアンつれてこい→ついてきてね→後ろからぐさー
なんで来ない→だましたなー

みんな素直すぎるだろう!ドジっ子ここに極まれり。

【アラミス】
キラキラ代表。

銃士隊のメンバーだが、なんか底が浅そうなやつ・・・と思ったら本当に浅かった。
ポーズではないガチのナルシストさんで、「なんとなく」という理由で銃士隊を裏切り理事長サイドに就いた。その後もスパイ状態が続くけど、対して有益な情報を持ってるわけでもなし、一体お前は何がしたいんだ!

・・・と思ったけど、彼は各ルートで「なんとなく」と言い続けるので本当になんとなくなんだと思う。この意志薄弱が。
彼の見せ場は脱いだり薔薇風呂に入ったりと、地味に積み重ねて私の精神を攻撃してきなさる。

そんなアラミスさんに裏切られてポルトスは捕まったりダルタニアンも捕まったりします。
このルートのダルタニアンはずっと「信じてる信じてる」と言い続けてるので、それもまた精神に来た。

悪魔化したら視力がなくなったりしたけど、なんか治ったぜ!ダルタニアン死んだし目も見えなかったからどうやって登ったのかわからないけど塔に登って首飾り探したら、意味は分からないけど目もダルタニアンも治ったぜ!・・・いや、これ本当に。
最後もなんやかんやで丸く収まり、バスローブ着たアラミスのCGで締められた。本当に自分大好きっこだなこいつぅ。

【ポルトス】
銃士隊のひとりでダルタニアンのクラスメイト。

キラキラ集団の中で一人、キラキラしなくてもいいんじゃないか?って容姿してる体力系なので、きっと彼のキラキラは汗のキラキラ。

彼は簡単に言うと(性的な意味で)興奮すると悪魔化するらしい。もちろん任意でしてる場面もあるのだが、そう知ると「え、じゃあさっきおっさんの前で悪魔化したのはどっち・・・」と困惑した。いや!任意だと思うんだけどね!!

よって彼はえらいダルタニアンのケツ触ってくる。ストレートでケツ触りに来た乙女ゲー攻略対象は、よく考えると稀有。他ゲームのエロ担当と言われる人だってなかなか狙いに来ない。大抵はなんか噛んだりなめまわして来たり乳狙いに来るから、彼は乙女ゲー界ではレアな尻フェチ。とか思ったら胸も狙ってきた。
ついでに自分もしょっちゅう全裸。悪魔化したら服は吹っ飛ぶ。ハハハ、この無駄お色気シーンめ!

ただそこはやはり健全なオトメイトさん。ポルトスが興奮するのはダルタニアンにだけだそうだ。したがって、学園女子生徒のパンチラなどでは無反応なのだ!

女子「そんなにスカート短いと、ランジェリー見えるよ」

・・・この卑猥な台詞に反応しないとは。どうでもいい話ですが、「パンツ見えるよ」と言われてもふーんだけど、「ランジェリー見えるよ」って言われると全力で見に行きたくなるくらい卑猥な台詞ですよね。

ちなみに彼のこの変態悪魔化が分かった時点での、ダルタニアンさんの作中最もぐっと来た台詞。

ダル「変身しそうになったら痛めつければいいんだよね、肉体的にも精神的にも。どっちがいい?肉体的に痛めつけるのと、ポルトスなんて嫌いって言い続けるのと」

例えどんなに彼女が蛮勇だろうと、この一言ですべて水に流せる気がした。どんなSMだこらぁ。

ラストはなんやかんやで解決して、その後子供が生まれたりしてましたが、3歳の双子が異様に成長が速い・・・。

【ロシュフォール】
ハーフアップ不憫先生

どのルートでも

ダル「あなたが殺したの!?」
ロシュ「私じゃない」

と言ってたので、まあこのゲームの特性から言って本当に殺してないんだろうなと思ったら本当に何もしてなかった。してなかったのに、生徒から因縁つけられたり殺されたり大変不憫な先生だった。

このルートでやっとはっきりしましたが、アンヌが屑。
女の悪役でここまでの屑はなかなかいない。「私悪くない」「私のためにあいつらを殺さないと」などなど、手ぇ叩いて賛辞したくなるくらいには屑だった。そもそも争いの発端もアンヌが愛人に送ったネックレスという。

本ルートではダルタニアンが理事長サイドに就くため、銃士隊との関係が疎遠。するといきなりアトスさんが話聞かない困ったチャンにみえる不思議。
一方のダルタニアンもこのルートは・・・;
理事長のために命かけたりするのも、300年前の恩義があるからだがそれを否定しちゃうのはどうよ?忠誠に生きてる男に「先生は可哀想」とか言っちゃあ駄目だろ。それは侮辱だ。ロゼならブっとばされてる。

でも安心のオトメイト設定なので、ダルタニアンのために理事長を裏切る先生。ミレディ先生が犬死にした後にキスとかいう外道もやってくれますが、そこはスルー!
銃士隊と手を組んで、さあ理事長を討つよ!・・・なんのために今までのルートでロシュ先生は死んだんだろう。

そんなこんなで意気込んだ決戦。まさかの先生とダルタニアンが死亡して、その後地縛霊となって見守っているというED。開いた口が合塞がらなかった。

【リシュリュー】
ロマンティストおっさん。

普段おっさんの恰好なのは、アンヌを欺くためだよ!本当は俺若いんだからね!
ということで、微妙な年齢(30代くらい?)が本来の年の理事長。
昔恋仲だったコンスタンスが死んだり、フランスが売られたり、王妃アンヌの裏切りで殺されたりした怨念が積もりに積もって悪魔と契約して悪魔化したそうだ。

そのためにいろいろやってみたけど、「アポロン」「セレーネ」とか年甲斐もなく呼び合っていたダルタニアンに惚れちゃったのでさあ大変。ダルタニアンの命で首飾りのある塔の封印は解けるけど、それじゃあ困るしそれ以外の方法探したいけどガチの悪魔のトレヴィル先生のちゃちゃもあって、あーもーどうにでもなれ!皆殺しじゃあ!

・・・に近いボロボロ人が死ぬルートでした。はい。
まさか銃士隊があっさり死ぬとはねぇ。しかもその後「銃士隊がいないから、俺たちが結束してこの学園を守るんだ!ダルタニアンは悪魔には渡さないぞ!」と団結する生徒を見ていて、銃士隊とはなんだったのか・・・。
銃士隊も死んだが、トレヴィルとの約束でロシュ先生も死ぬし、そのトレヴィル先生はびっくりするほど弱いのでやっぱり死ぬし、アンヌも死ぬし、アンヌの旦那だったルイも死ぬ。もう死体がごろごろ。

最後に「全部元通りになぁれ!」とセーラームーンみたいなお願いかなえてもらって、片っ端から生き返って過去改変して、ダルタニアンと学生結婚してED。
ダルタニアンの、今までの自分を中心にした死体ごろごろな状況を踏まえての、首飾りを前にしたお願い
→「二人の未来」には奥歯が軋んだ。

【トレヴィル】
襟の高い男に碌な奴いない。

すべての黒幕。全員を悪魔化させた張本人で、生まれつき悪魔。そして私が知る中で、史上最弱の悪魔。
本ルートではじめて彼が美術教師と知った。

彼の言い分は、300年前自分が片思いしてたコンスタンスって人がお前らのせいで死んだからみんな殺し合わせて、コンスタンスにとどめさしたダルタニアンも殺してコンスタンス復活させるよ。

なのだが、私は正直言って彼がたとえあと500年かけても復讐を完遂できたとは思えない。
彼はとにかく弱い。人間に毛が生えた程度の能力しか持っていない。ついでになんか所帯じみている。その兆候は理事長ルートの時から薄々感じてはいたんだ・・・。

理事長にとどめさしたと思っていたけど、させてない。それに気づかない。
300年前は普通に騎士として人間の下で働いていたし、人間相手になんか負けそうになっている。
酒にも酔うし、男一人運べないとか言い出す。んで酔っぱらって絡み酒。
ダルタニアンに惚れた後でロシュ先生が彼女を殺そうとしたら「やめなさい!罪のない人を殺す気ですか!」と言い出し、「私はそういう殺しはしたことない」と宣う。これはロシュ先生怒っていい。
自分の本来の姿を「醜悪だから見せたくなかった」というし、人に惚れれば「所詮悪魔の私が人間と結ばれることなんて・・・」とへこむ。
最終的にもやしっこの少年(「僕、剣は苦手です」と宣言していた)に刺されて死亡。

お前よく300年生き残れたな!そこにびっくりだわ!

この中心となるコンスタンスという女性、どうにもリシュリューと恋仲だったらしく、一方的に片思いというのもポイント高い。
けどもう後に引けないから散々かました挙句、今から殺す相手に「恋人ごっこしよう」と持ち掛け、「やっぱりダルタニアン大事だから300年かけたし、いっぱい犠牲だしたけど復讐やめるわ」とひよった。
最終的にはもやしっこ少年こと、アンヌ王妃の旦那ルイに殺されるんだけど、それを見たダルタニアンがパニック起こして「私、現世では孤独に生きるから、来世ではみんな幸せに生きさせて!」という願い叶えて100年後に幸せに暮らしましたとさED。もう、どうすりゃいいの・・・。

極め付けが彼のバッドED。
「実はダルタニアンは300年前のコンスタンスで、人違いでしたー」
が判明してからの彼は、もう私史上に残る最高の悪魔キャラでした。先生最高です。

【コンスタンティン(隠し)】
トレヴィルバッドEDからなのか?彼の個別シナリオ開始。

メタだった。大変メタだった。

トレヴィルが「なんてこったい!こっちがコンスタンスだったとは勘違い!」と規模のでかいうっかりをかましている側で、「じゃあ僕過去改変してきますね」と持ってったのが彼。
真相は本当の300年前のダルタニアンの転生体は彼で、今ダルはコンスタンスだったという。このうっかり騒動を終始見ていたコンスタンティンが、首飾りの力の借りて過去を変えていくわけですが・・・

これダルタニアン(今)必要だったか?

やってることは程度の軽いオカリン(『シュタゲ』)。色々改変してみたけどうまくいかないから、最終的に全部暴露して『塔の前だよ!全員集合!』で「実は~で」と語りだして解決。
お前ら話し合いで解決できたんかい!

最後の銃士隊とロシュさんの「俺ら何もしてない・・・」がそれまでの話をちゃぶ台返しするようで笑った。




最終的にえらく笑わせていただいた。トレヴィル先生からコンスタンスへの流れが最高に笑った。
共通ルートを一度クリアしてしまえば、あとはあまり時間をとらない。
現状、FDなども発売されておりませんが、周回もさほど時間もとらない。

様々な面で優秀なゲームでした。
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2012.12.04(Tue) | オトメイト |

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