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『百鬼夜行~怪談ロマンス~』全体感想
百鬼夜行 ~怪談ロマンス~(通常版)百鬼夜行 ~怪談ロマンス~(通常版)
(2012/10/25)
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攻略対象の男から「殺気のこもった目」で見られて、

「私を誰だと思ってるのよ、むかつく」
と憤慨するのがアリシア(『魔法使いとご主人様』)

「そうよ、やっぱりそのくらい強い男でなくては」
とほくそ笑むのがアイリーン(『アラビアンズ・ロスト』)

「何これ、ドキドキする・・・」
と興奮を覚えるのがシエラ(『クリムゾン・エンパイア』)

「・・・私ってやっぱりその程度の存在」
と内心で落ち込むのがアリス(『ハートの国のアリス』)

「こ、これはいけない!常識を教えなくては!」
と再教育に目覚めるのがウェンディ(『お菓子な島のピーターパン』)

「な、何よ!そんな風に脅したって何も出ないわよ!」
と真面目系ツンデレ反応をするのがオデット(『12時の鐘とシンデレラ』)

「うう・・・怖い・・・」
と相手に恐怖を覚えるのが静(『逢魔時』)

「なんなの!?私何かした!?」
とテンション高く狼狽するのがロザリア(『24時の鐘とシンデレラ』)


で、

「え、何か言った?」
と聞き取れないのが憂(『百鬼夜行』)



下記感想※ネタバレ過多




『怪談ロマンス』シリーズ第2弾。というか、すでに第4段まで決定しているんだよ、これについては。
前作とは立場、舞台なども変わってるので大筋とでっかい世界観だけ一緒だと思えばいいと思う。簡単に言えば前作の隣町(?)の話だ。よって前作の知識はほぼ不要。

前作『逢魔時』の評価としては「同時期に発売の『12時の鐘』をコンシューマタイトルにしてみたけど、こっちはいつも通りのQUINROSE」だったのですが、今回は両者の関係がちょっと反転。
『24時の鐘』が若干平常運転に近くなったとして、こちらは何故か一般向け寄りになった。いや、当社比だが、当社比。

一応の真相ルートは存在するものの、やはりというか思った通りというか。『逢魔時』ほどの毒は感じない。元々主人公が完全体妖怪であることが確定しているせいもあるんじゃなかろうか。
比較的ハッピーED傾向、特段問題なし。前作であれほど「主人公と相手の感情がかみ合ってねぇ」と思わせたシリーズだが、今回は終始うまくいってる気がした。そこらへんを持って一般向けと称したのだが、たぶん世の中的にはR指定傾向が強いと感じる・・・かな?

予測の範囲内での話であったことは確かですが、そこまで重い内容でもないという部分では前作よりは手を出しやすい気がします。

以下個別感想



【龍田 憂】
久々に見た、難聴系主人公。

美人系、文武両道、才色兼備。そして私の度肝を抜いた、近年まれにみるすっぽぬけ。

男「本当にお前はドジだよな・・・まあ、そこがかわいいんだけど(ボソッ」
女「え、なにか言った?」

というような「何故か重要な言葉だけ聞き取れない」謎の発作が起きるタイプの主人公。しかもかなり頻繁に発症する。お前がその言葉を聞き取れたら、恋愛イベントはあと5つくらい省略出来たんじゃないかと思えるくらいに聞き取れない。このタイプの主人公はいないわけじゃないけど、まさかロゼでお目にかかるとは思わなかった。
昔の少女漫画では見かけたけど、最近なかなかお目にかからない。近年出会ったのはスタスカさんくらいだ。

ご本人いわく、

「私は凄く性格が悪くて普段は優等生に見えるように取り繕っている。それが板につきすぎていて、ついいらない場面でも模範的な行動をとっちゃうのよねぇ」

ということだが、そんな毎回頭の中で「(また優等生発言とっちゃった。私って性格悪い。てへぺろ☆)」してくれなくてもいいのに。行き過ぎると地獄のミサワ化すると誰か彼女に伝えてくれ!
しかしそれほどまでに慣習化しているなら、もうそれは本当に優等生ってことなんじゃないだろうか。

攻略対象が親戚だらけ、問題児が1人のみ、基本的には味方で固められた布陣。前作の静と比べると格段に恵まれた環境。

【宮前 慎二】
憂が付き人にしている死人(死んだ後の人間を非合法に生き返らせる奴。ゾンビみたいなもん)。

まあ、うん。彼についてはかなり予測の範囲内。元々死んでるから死ねないんだけど、憂を自分の手で殺せば死ねるようになるよ。というのが真相でした。それはもうわかっとるがな。
憂が好きになりかけてたのは、生きているときの完全に別人の慎二であり、その後の彼とはまったく違う。話の流れとしては、憂が好きになったのは死人慎二ってことか・・・?

【龍田 恭介】
不憫恭介。

憂の従弟。昔は仲良かったのに、慎二を付き人にしたあたりから関係が悪化して今は顔を合わせれば文句言う・・・。

もうわかっているな。慎二を死人にした罰の「地獄の苦しみ」ってやつを大半肩代わりしてくれている人だ。

いわゆる「元々主人公を好きだった」系のキャラだが、報われない・・・。誰のルートでもデフォで苦しんでいて、EDの一部によると命的にも寿命全うできないレベルらしい。ついでに彼女が周囲から悪く言われないようにわざと人前で彼女を大げさに非難することで自分を悪く思われる方向にもっていくという影の努力も。
そこまで憂のことを想ってくれてるのに、「最近気になり始めた」や「元々は何とも思ってなかったんだけど」というレベルの新参者に憂を持っていかれる彼は哀れ。せめて慎二にもっていかれるなら納得なんだろうが・・・。

この人のルート後は、他の誰のルートも「でもこの頃恭介は・・・」と思って複雑な気分になる。

【椿 宗次郎】
二人組の死神の片割れ。情報屋も営んでいるネズミの妖怪。

ビバ!というか初!まともな性格のQUINROSE出身ネズミキャラ。
後輩ポジでしたが、礼儀正しくほぼまっとうな性格。昔人間の友人がいたけど死んでしまって人の死生観とは云々・・・みたいなことを言うけど、そこは同社らしく安易に可哀想とか寂しいとは言わないのだが。
本当に奇跡のように性格がいいんだよ・・・。このゲーム中で見ても、同社ネズミキャラ内で見ても・・・。おかげで恋愛過程が穏やかでしたねー。
親戚や関係者の多い攻略対象の中では他人なので真相からは遠いかなと思いきや、慎二に次ぐ真相EDの近さ。うっかり初っ端に攻略してしまって「しまった!」と思ったけど、そこまで真相じゃなかったのでほっとした。

しいて難を言えば、情報屋設定って必要だったのかということ。

【響乃 武蔵】
二人組の死神の片割れ。

前作と打って変ったように一般よりに寄った(当社比)本作ですが、その中でほぼ唯一前作の物騒な空気を残す人。友人関係の時や序盤は普通な性格と反応の上なのに、恋愛中期から本領発揮で殺したいだの血が見たいだの。事実上殺しに来る唯一の攻略対象です。バッドEDはガチで来た。死神ってこんなんばっかだな!椿が稀なのか!そしてR指定の大半担当。

憂は彼で大丈夫なのかな・・・。ストックホルム症候群みたくなってないか心配だ・・・。

【寒澤 流】
憂の遠縁で、学校での教師。

彼自体は悪い人ではない。悪い人ではないのだが、恭介を思うと・・・orz
いい人だし頼れるのだが、実は内面は冷めていて・・・というタイプですよ。どっかで聞いたことあるね!
まあ、それほど冷めた内面も見せないし、よく言えば公私の区別つけられる大人ってこと。彼に対しては憂が押せ押せ。最後はその大人がすっころんだよ!やったね!
途中で「以前は(憂のことを)何とも思ってなかったなかったんだけど気になってきて・・・」というので、頼むからそれなら恭介に譲ったってくれと思った。




【真相ED】
・・・というか、裏話。前作静と違い、憂は自分のしたことを覚えているので彼女が語るか否かというだけ。

簡単に言えば慎二を死人にした背景ですね。
その優等生感に嫌気がさしたのと父との確執が祟って慎二を死人化させたりしましたが、そのおかげで定期的に地獄の苦しみを味わうことに。これについては完全にかわいそうなのが恭介であり、父との確執も思った以上にあっさり片が付いた。父親関連(父に愛人がいたりして自分は愛されてないと思ったけど、実は気を使われていたからうんぬん)はもっと早くに会話の努力をしていれば解決していたんじゃないだろうか。

最終的にみんな仲良しで終わりますが、ううむ・・・。
昔ほどほの暗い話や、心理的な内面に突っ込む話は最近なくなりましたねぇ。反面R指定感がどんどん強まる。
そのあたりを加味して一般寄り向けだなぁと思ったりなんだり。



縦に長い! 

正式な続編ではありませんが、『怪談ロマンス』シリーズは今後も作品が続きますが、それぞれが独立しているので途中から入りやすいのがいい所かな。
以上冗長となりました。ありがとうございました。

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2012.11.28(Wed) | 怪談ロマンス |

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