プロフィール

三尾

Author:三尾
転勤により、更新休止中

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

『タイムトラベラーズ』全体感想
お久しぶりになってしまいました。原因はゲームのし過(ry
・・・いつものことです。毎度拍手ありがとうございます。びびります。

その間にプレイしたゲームについて、簡単にひとつ。

タイムトラベラーズタイムトラベラーズ
(2012/07/12)
PlayStation Vita

商品詳細を見る


じょあん!『タイムトラベラーズ』。
私はPSVITAでプレイしております。

以下過度のネタバレがありますので、ご注意をば。

下記ネタバレ感想。


プレイ時間:約12時間(初回EDまで。ほぼ正解ルートのみ選択時)

***

『428』『街』などと同じ系列、というか続編という認識でいいかと思う。
数人の主人公たちを操って、それぞれの行動がお互いの運命に影響を与えていくという作品。

ストーリーはざっくり言うと、

2013年に発生したロストホールの影響で荒廃し、そこから復活した東京。
2031年東京。宇宙エレベーターがエネルギー供給する東京。ドクロの仮面をかぶった集団が、東京各所でテロを起こす。
5人の人物は、ひとりの少女と関わりながらテロ組織から時空を守るために戦うこととなる。


という感じ。これに5人それぞれの話がつながっていきます。
この辺りはさすがに手慣れたものか。
『街』は完全に個人の関係ないどうでもいい私生活の話がお互いに影響を与えていたが、『428』は最初は関係ないと思っていたことが最終的に集約していく感じ。
『428』の方がイメージとしては近いですが、本作はもうはなから同じ事件を多角的に解決しているとでもいうべきか。
ひとつ定まったテーマがある分、ストーリーとしては次の行動の予測が立てやすく、分かりやすい。『街』なんてどうやったらダイエットしたい女と新興宗教にはまった下衆の話をつなげればいいのかわからなかった。

まず前2作からの変更点として、今まで実写の静止画であった画面がポリゴンで動きのあるものとなっています。
『428』が活動写真のような感じだったのと比べたらかなり印象が違う。
好みはそれぞれかと思いますが、なかなか良かったですね。ずっと画面が動いているのも特徴。そしてそれに伴って声も付きました。

全般通して映画のような演出になっています。
特に最初の方の、こちらに一切の説明なしに始まる感じが映画っぽさを助長。勝手にテンションあがりました。

いままでの作品では「何故運命が変えられるのか」というのはふわっとしていて「出来るもんは出来る」だったこに理由(「無自覚なタイムトラベラーだから、危ないことがあると変えられるんだよー」)という理由を付けたのは、なるほどと思った。
そういや、このザッピングシステムは確かにタイムトラベルしているといえる。逆に今まで何故気にならなかったんだ私。

また、音楽がさりげなく良い。各キャラに合わせたテーマが思ってなかったほどよかったです。
ついでいうならば、『428』や『ダンガンロンパ』をプレイした方ならばにやにや出来るような要素が多々あり。
背景としてモノクマやキグルミ、暗証番号に「428」だったり、用語説明のTIPSに『428』の登場人物のことや事件が書かれていたり・・・。むしろこのTIPSの内容を本編で見せてくれ!と思った。


ただ、私の目から見てやっちゃったなー、と思ったのが何点かあったのも事実。

「あー・・・」と思ったのが、明言しないながらもちょいちょい挟んでくる時事問題。
「エネルギー問題」「放射能の影響」「災害後の首相対応」「テレビ局の癒着」「テレビは不審でネットが真実」etc・・・というような要素。

確かにタイムリーな問題だとは思うのだが、だからこそ現段階で答えの出ていないものを一方から見た視点で「○○だからこれは悪」と捉えられるような描き方をしてしまってよいものか。
「人殺しは悪いこと」というような普遍的な問題ならまだしも、「エネルギー問題」や「災害時の行動」に今つけられる答えなんかないだろう。
作中で「テレビ局や政府が主導して民意を一方に持って行った」というような言い方がされているが、この描き方では作品自体がプロパガンダになってしまう。
「だから○○は正しくて××は悪いんだ」という方向に持っていってしまうのは、娯楽媒体としては避けるべきかと思われるのだが。

これが完全にファンタジーと切り離せるようなタイプのゲームならよかったんだけど、なまじリアル感があるだけにここが終始ひっかかっていた。頻出するもんだから特に。主題を『タイムトラベル』に絞るべきだったように思う。




ここから完全にネタバレになります。





「ロストホールのときに中心地にいた生き残り5人がタイムトラベラー」

これを聞いた時の私の認識は、

「おい、OPの様子からしてこの5人は新道・甲斐・ひな・ひなのお腹の子、そしてカメラマンの蔵元さんなはずだろうがぁぁぁ!!!何故蔵元さんはタイムトラベラーじゃないのか!」

・・・と思ったら、OPの場面は正規の時間軸での2031年だった罠。私はかなり終盤まで有理=甲斐、みこと=ひなだと思っていた。
それを狙ったのか、私が勝手にひっかかっただけか・・・。

結局は、私たちの知らないところで2013年にそれぞれ年若い頃のメイン5人が実験場にいた、ということらしい。それが背景に移り込んでいるとかでもいいから、わかる場面があればなぁ・・・; 惜しい、実に惜しい。

まずはやはり最終的な話の結びが弱すぎるか。
特に今まで操作してきた5人がみんな死んで終わりとか、悲しすぎる・・・。
ここで終わっていいのか、これは間違った選択だったんじゃないかと思いながら進めたら「正解ルートだよん」となって驚いた。これ正解なのかよ!

以下キャラクター毎感想。各キャラのラストに触れちまうので、ご注意を。

【伏見 雛】
ニュースキャスターになりたい、バラエティ系の女子アナ。
上記の問題から、彼女のことを2013年からきたと思っていた。
前編通してのヒロインだと思っていたら、最後の最後でみことに持っていかれた。なんということだ。

最終局面、テロリストの首謀者に全国ネット放送で「君をさらしてみろ」と言われて「私には付き合っている人がいて」と喋り出して、「さあ私をさらしたぞ」といいだしたときはもうどうしようかと思った。その部分さらしてどうするよ。
その上首謀者自身がその恋人で「嬉しかったよ」と言い出した時は、もう・・・もう・・・orz
この茶番見せられた東京都民はどう思ったのやら。

結局のところ、彼女が一番物語貢献度は高かったのかなぁ。

【神谷 壮馬】
テロリストの協力をさせられてたと思ったら、いつの間にかさっさとテロリストの目的も判明してうやむやになっていたぜ!

というわけで、いつ全体の問題が解決したのかわからない彼。刑事なのだけど、ちょっとヤンデレ風の上司にはめられてテロリスト扱いされるし、家族が人質に取られる。ルート的には一番過酷。
最期は少年の盾となって死ぬのが正解の酷い運命。
苛めに苛め抜かれたようなルートをお持ちの彼。身の危険という点においては他の追随を許さないぜ!

しかし彼の行動は分からんでもない。実際、私も初対面であれ、年少者が危ない状況に遭ったら代わりになろうと考えると思う。それが年を取るという事なのかもしれない。こういう考えになれるのだから、年を取るのも悪くない。

【ルサンチ☆マン】
ヒーローになりたい、リアルライフヒーロー(無職)。親のすねをかじりながらの生活に限界が来て、彼女に振られる・・・。おなじみ、一人は混ざっているふざけたキャラ。・・・なのだけど、彼もそりゃあもう悲惨な最期を迎える。泣いたぞ、どうしてくれる。

彼の見せ場はテロリストの幹部であるビッグハンドとの戦いなのだが、お互い仮名があるのに「本間君」「かける」と呼び合い、さらには死んだと思っていたちーちゃんこと30歳派遣社員の彼女がクリーミーマミばりのコスプレで歌い踊るなかで殴り合いの戦い。駆けつけた仲間はマジコンプレックスで、外国人は片言の日本語とロー○ンのコンビニ店員・・・

と、これを「東京の運命を決める戦い」と銘打って見せられていた都民の心痛お察しする。せめて誰かちーちゃんを止めろぉ!

何より登場人物が気になるこのルート。日本人に全く見えない、グリーンベレーみたいな「本間くん」と、ムエタイのプロである「ナパ」の活躍が光る。

【新道 究悟】
胡散臭い天才科学者。・・・らしい詐欺師。

このおっさんは格好いいおっさん!いや、神谷さんも格好いいのだが、それとは別の意味で。
血の繋がらない娘を育て、最終的にはその娘の命のためには「世界が正しい姿に戻らなくてもいいや」とまで思ってくれる、うさんくさいけどいいお父さんです。
そうであるから、正しい世界に戻った彼は哀愁が半端なかった。
科学者として評価され、順風満帆な人生なんだろうけど、世界ぐっしゃでもかまわないとまで思った「娘」のいない世界なんだよなー・・・。それを覚えてはいないのだろうが、最後のふとひとりになったときの様子に目頭が熱くなった。

このおっさんを幸せに出来る話をはよう!


【深瀬 有理】
昔自分の代わりに命を落として、赤ん坊だった自分を助けてくれた人のために「立派な人間」にならないといけないという強迫観念によりちょっと暗くなっている。
みことと同じ部活で友達と楽しくやっていたのに、上記の罪悪感との決着のために大事に巻き込まれることに。学生の年頃の子が命の危機に遭うのが見ていてつらいorz

友情と恋愛(勝手に巻き起こった)の間で苦労したけど、仲間と一緒に生きてくれ!と思ったらやっぱり彼も死んでしまうし、一緒に助かろうとしていた仲間はさらっと死んでいてショックを受けた。なんか若者の特権みたいなサムシングで生き残ってくれよ!ようやく生きる意味見出した端からやめてぇ!

正しい時間軸ではみことと年の差約18歳・・・なのか?そのうち運命的にどうこうありそうだけど、高校生同士のあれこれが見たかったぜ・・・。

【新道 みこと】
5人の物語にちょいちょい顔を出す少女。新道の娘で、有理の幼馴染。
作中でわけわかんない行動を取る彼女は、それぞれタイムトラベルした彼女で、未来を見たうえで行動し、重要な5人を決戦の場に集めていたらしい。

本当に彼女の話はおしい。何がおしいって、その設定とか、作中の時間軸で他の5人が見ていた彼女がどういう行動をとっていたかとか、出来ることはたくさんあるはずだ!
結末の行方をみことに任せたのは分かるのだが、ならばそれまで様々な場所で5人と関わっていたみことの行動を追体験として追わせるべきだったんじゃなかろうか。最初からやらないと不明な点が多い少女にお任せされても・・・。
彼女のルート?は、「時間を正しい姿に戻しますか?→はい・いいえ」のスイッチを押すだけ。もっとやれるだろう!君は出来る子だよ!

彼女が戻した時間では、本編とは5人やそれ以外のキャラクターの運命も変わっているうえに年齢や関係性も変わっている。
上記5人を終えた後、本当にこの未来がよかったのか、謎は残る。

【謎の女】
青い髪、長身の美女、青いパーカーに赤いチョーカーに鈴のモチーフ。ロシア系美女。
何故こんなにも私の萌えっぽいのに反応しないのか。
彼女がどら焼き持ってきたときに盛大に吹いた。お前ドラ○もんかよ!

ただ、いったい何故彼女が出てきたのかまったくもって不明。一発ネタだったのだろうか。




良い要素がたくさんあり、安定のおもしろさを見せるザッピングシステムが見もの。
良作なぶん目についてしまった部分がなかなか惜しい・・・。せめてみことルートが長ければ・・・。

クリア後に現れる要素も多くあり、本編は比較的短時間で終われますが、色々なEDをだそうとしたり用語を集めようとしたらなかなか時間かかりそうです。
そのあたり選ばせてくれたのはありがたいこと。
また、クリア後に『みことで遊ぼう!(要約)』もプレイできます。クリア後も遊ばせてくださいます。

ハードもPSP、PSVITA、3DSと多く発売されますので、『428』やAVGがお好きな方はいかがでしょうか。以上おつきあいありがとうございました。
スポンサーサイト

2012.07.18(Wed) | その他(一般) |

/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。