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『S.Y.K~新説西遊記~』思い出し感想
大変遅くなったうえにふわっとした思いだし感想。
毎度のことだね!ちなみに大変遅くなったご依頼の件でもある。


以下簡易的思いだし感想。


さて、本作はタイトルからわかるように、『西遊記』を多次元解釈したようなゲーム。
その『S.Y.K』というタイトルに「うまいっ!」と言ってしまった私だが、どうして同じ方法の『NMB』が難波だと気付かなかったんだろう・・・。

ストーリーの大筋は私たちのよく知る西遊記とさして変わらないのだが、そこに乙女ゲー要素を突っ込んだ感じ。
キャラクターの作り方が私たちが知っているのとは違っていたりして、そのあたりが面白い。


その特徴は、全編通してのギャグ展開。
アニメのようなつくりを意識しているようで、ある程度の話を「1章」ではなく「1話」というようなまとめ方をする。そしてその前後にOPとEDが入り、次回予告を流すという手法。
このギャグ展開がかなり徹底していて、用語説明はほぼいらない情報。おそらくこれの前後辺りから、この『用語説明』項目に不要な情報を流すゲームが増えてきた気がする。

ゲーム本編は個人ルートに入るとシリアス展開になるが、基本的に共通ルートや、個人ルートでもその攻略中の人物以外はギャグを貫き通す強固な姿勢を見せる。お前ら、仲間のシリアス壊しに来るなや。
「楽しい」というのを徹底してみましたよ、という姿勢には大変好感が持てる。

しかし、何よりも私の心に深く刻まれたのは、そのストーリーでも演出でもない。

主題歌だ!

具体的に言うと、『S.Y.K』本編の第1期主題歌『RISE』という歌。
その溢れ出す疾走感と、躍動感、情熱。そして聞き取れない。
もうすでに2小節目からよくわからない。歌なのに二度見した。
上手い、上手いんだ!それは嘘じゃないんだ!ただ、こう・・・聞き取れないんだ!彼は「サ行」を発音してはいけない罰でも受けていたんだろうか。

この歌を聞いた瞬間、私はやられたと思った。
このゲーム、その演出の都合上、主題歌が何度もかかる。何度もかかるけど、その歌のおかげで飛ばす気になれない。毎回じっくり聞いてしまう。聞き取りたくて。お蔭で今はカラオケで歌えるレベルに聞いちまったぜ。
くそっ・・・!これは制作側の罠だったのか・・・っ!はめられた!名曲だ・・・名曲だよ!『華ヤカ』のEDも凄いと思ったけど、こっちも凄いよ!
ちなみにFDの方にも同じ方の歌がある。こちらも私の心をつかんで離さない名曲だ。

その後出たFDである『S.Y.K~蓮咲伝~』は、主人公たちの前世編と、本編の後日談と、現代パロ。最近は公式でパロやるのかー。
前世編は見えているバッドED。せこせこ通っては暗いお話を聞き、やりきれないラストを迎えるという精神修行。
本編のギャグを撤廃いたしました仕様です。
彼らがなんか色々悩んでたりするのを見ると、その後死んだり狂ったりするんだよと思って申し訳ない気分になる。

その分現代パロはやっちまった感満載でお送りしております。
ここのスタッフさん方はギャグをやってないと死んでしまう呪いにでもかかってるんじゃないだろうか。



~キャラクター感想?~

【玄奘】
ザッツ中間管理職。
軟弱、軟派、天然、人形。恵まれない部下を抱えて天竺への旅をし、上司である仙人すらろくな奴がいない。
きっと胃はボロボロの状態で旅してたっぽい。彼女のためにいまこそ人材派遣を!

とはいえ、人格的には自制心のある性格の仲間だったのは救い。奴らはトラウマ抱えてるが、それ以外はけっこうまともだ。問題はトラウマ部分。
そんな彼らを支える彼女からはすごく大きな母性を感じた。
「もう駄目だー」としょっちゅうなる男どもなだめる彼女は菩薩のようだった。本当の菩薩が屑野郎だから、余計に菩薩に見えた。

三蔵法師になる前の御職業は寺の弟子・・・というより、孤児院を切り盛りする保育士さん。あー、どうりで駄目野郎どもの扱いに慣れてらっしゃる・・・

【悟空】
大抵の作品で「元気で体力馬鹿」というイメージを付けられる悟空。まさかの虚弱体質キャラ。職的に言えば薬剤師。この抜擢をしたのは凄い。下手したらまったく受けなかったろうに。
仲間内でもその体力の心配をされ、実際に頭脳労働担当の長老ポジ。FDでは一行解散の一本締めを任されていた。

ストーリーの中で敵に襲われた玄奘がどこに逃げるか、という選択肢でうっかり悟空の方を選んだとき、「俺とお前がいたところで、努力するけど守れないし逃げ切れない」といったのはそりゃそうだなと思った。

本当は強かったりなんだりするのだけれど、それはあくまで正体解放したときのお話。基本は最弱だぜ。
最終的に彼は天界に行ったり薬剤師になったりする。

【八戒】
下まつ毛。

軟派なんだけど、実はそれには理由があって、本当は賢いし真面目なんだぜ~。
・・・という、よくいるタイプのアレです。正体は王子様。本名はミリンダ。日本人には奇妙なその響きよ。
作中ではやたらとその衣装に触れられているが、どうして誰もその下まつ毛に触れないっ!
私の中でアシオ(『ハレグゥ』)以来の下まつ毛。

元々彼の八戒の国では三蔵法師は悪いものだったせいで、監禁されたり命狙われたりどったばった。
FDになっても家督争いで八戒一族総出でどったばった。暗殺計画練ったり忙しい。
本編とFD通しての感想は、こいつの所には嫁ぎたくねぇなというのに尽きる。

【悟浄】
大体の作品で嫌味な理知的キャラを割り振られる「悟浄」、まさかの体力馬鹿。
いや、なんというか従僕。従僕体力馬鹿。良い人なんだけど、従僕。

彼にも一応「実は昔観音様と契約しまして」というような込み入った事情があるのだが、漂う良い人感からもっとも普通の人・・・に見える。FDでの話が普通の日常生活はそりゃもうとび抜けて普通の生活だった。
実は唯一他人ルートでも横恋慕で告白してくる気概の持ち主。

【玉龍】
本気悟空を除けば仲間中最強。ぼやっとした人間味のない感じの、アレです。人形っぽいアレです。綾波レイっぽいアレです。
彼以外は強いとはいえ人間の枠内なので、いざとんでもレベルに強い妖怪出てくると唯一の対抗手段化していた。それでいいのか三蔵一行。

見た目的に他メンバーと比べてかなり幼い(若い?)印象なのでこちらからしたら「少年」枠なのだが、作中では「青年」と言われていて不思議な気分だった。
この子も悟浄に並ぶ従僕キャラ。しかしこちらの意図は酌まない。

師弟ルートのような終わり方をした本編から、FDでは精神的に人間味が出てきて結果今まで「お師匠様」呼びだったのが「玄奘」に変わった。息子からの呼び方が「ママ」から「おふくろ」に変わったようでショックだった。

【蘇芳】
敵役よして出てきて、最終的に融和策を取る時の要になる人。
初登場は女装。作中の結構な割合が女装。どうしてそのままの格好でEDに行かなかった!

蘇芳ルートは妖怪裏話って感じで「こっちもこっちで大変なのよねぇ」「うちも色々大変なのよねぇ」という井戸端会議みたいな内容。
それよりなにより頭を悩ませた。蘇芳の仲間である金閣の声の大きさ。
明らかに他キャラよりも1ランク上の声量で喋る。蘇芳ルートでは頻出キャラとなるため、それが悪化する。
そっと音量調節を下げた。

【楊漸】
よ!屑野郎!


その素晴らしい駄目野郎っぷりは全私を震撼させた。
仙人であり、上司にあたるんだけど実は裏で画策していて、「本当はお前なんて殺してやりたかったのさ!」と牙を剥いてくる狂気っぽいキャラ。

彼はFDでようやくルートらしいルートが現れたのだが、その自分でやんちゃやったくせに悶々として玄奘にすがる姿や、殺そうとした相手に情が移ってしまう不徹底ぶり、「もうどうしていいかわからないよ」と泣きそうな顔・・・etc、と、お前腰骨折れてんのかというような芯の通らない駄目野郎っぷりが心に刺さった。
こういう1周回ってしまった屑は非常に好感がもてますね。

***

その他多数のキャラが登場します。どうしてサブキャラ?という奴らが多い。
なのになぜか統一して2種類しかいない妖怪のデザイン。もうちょっと手をかけてやれよ。

今度出る予定の『L.G.S』はこの作品の姉妹作品とでもいうべきか、同じ系列のゲームとなってます。とても楽しみです。誰がもっとも屑なのか。

ともあれ、ゲームは楽しくやりましょうという方にはお勧めの一品。



ガラモンド様、ご希望にそえない記事となってしまいそうで申し訳ないです; リクエストありがとうございましたー。

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2012.07.19(Thu) | オトメイト |

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