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『十三支演義 ~偃月三国伝~』感想:劉備
最後に持ってきてよかったひと笑い。


下記感想。



【劉備】
猫族の長である少年。年は15歳(物語開始当時)だが、見た目も精神もかなり幼い。
関羽や劉備とは兄弟のように育つ。

もーどーすりゃいいの・その2。

***


董卓討伐後はいつも通り幽州へ。で、徐州が攻められているのもお約束。

そろそろお約束は省きまして、徐州をもらったけど呂布に乗っ取られててんやわんや。
呂布の狙いはなんかすごい力持ってそうな劉備。拷問っぽいサムシングで力を引き出そうとするけど失敗。

ここで今までとは違う展開。今までただの一人も死んだことがないチート設定でおなじみの十三支。その中でも猫耳さえついてなけりゃ、一族と人間の懸け橋になり、関羽の親代わりになり、物分りは良くでおなじみ。この作品で一二を争う程の良い男、張世平。死ぬ。
呂布により、物のついでみたいに殺された張世平。あ、あんまりだ・・・。

一方劉備は、最終的に関羽を危機に陥らせることでその力解放。
結果呂布惨殺。
おお、呂布が死んだ・・・。

要約すると、十三支ってのは元々人間で、むかーしむかし金眼という猫の妖怪を退治するために組まれた部隊の末裔で、金眼を倒したはいいけど呪われてしまった人間たち。
劉備の一族は特に呪いを受けちゃったので、その中に邪悪を封じている。劉備は結構乗っ取られているのでアブナイ。その封印のために何故か心身ともに幼いままになっている。偃月の夜にだけ、呪いが弱まるので邪悪ではない冷静な本来の劉備が出てくる、

らしい。呂布が教えてくれた。すごい説明口調で。

どうにも劉備、その呪い的なものの影響で三重人格?みたい。

いつもの子供子供した人格と、
比較的冷静で、落ち着いた年相応の人格と、
邪悪に乗っ取られた、破壊的な人格。

「くっ、静まれ!」「逃げろ!」とかいって「邪悪」を封じている姿は、関羽のためにと感動すればいいのか、なんという封印されし者設定と戦慄すればいいのか。
テンプレート的に「静まれ俺の中に眠る○○よ」という言葉は見たことがあるが、本当に言っている奴にお目にかかるのは大変珍しい。食パンくわえた女子高生に曲がり角でぶつかるくらい、よく知っているのに実物みたことはないレベルで珍しい。
うん、そうねー。「邪悪」は大変よねー。

彼らの会話を整理すると、多分主人格は冷静劉備。
邪悪劉備さんは呪いが解放されたときに出てくるんだけど、かなり危ない性格。
そして子供劉備は封印の結果の産物みたいな立ち位置で、別にこれが主人格ではないらしい。ずっと出張ってるのに偽物とはこれいかに。

「子供の時は体も子供だし、精神的にもうにゃうにゃーっとしておかしくなってぼんやりしたまま」

らしい。これには驚いた。
子供の時の劉備の性格がそのままなのかと思ってたんだけど、話からしてこの子供劉備は、ちょっと頭らりった状態になってるからあんならしい。
・・・純粋だからではなく、精神的な難ありだからああだと?あれはいわゆる精神面の異常?
世の中のショタ萌えのお姉さんたちが泣いてるんじゃないだろうか。
『年相応』の姿と精神になった劉備は「きゃっほいこれで関羽は僕のもの」って感じに喜ぶんですが、関羽が引いている。

「いつもの劉備はどこ。劉備を返して」

という彼女はきっとショタ属性。

そもそもこの真・劉備、16歳には見えない。多分23歳くらいの外見。

色々嫉妬に駆られたりなんだりあって「邪悪」に目覚めた劉備。必要以上にはだけます。多分、呂布あたりの服装センスを引き継ぎました。
いつもやられやくの袁紹の国を乗っ取って、「猫族帝国」を作るために人間を皆殺しにしようとしている。
なんという悪夢の帝国。

片っ端から虐殺を繰り返す「邪悪」劉備さんを討伐するために曹操に援軍を出してもらい、説得するけどまるで聞いちゃくれない。
関羽が愛想尽かして(?)出ていくときの、渾身の邪悪劉備さん。

邪悪劉備さん「嫌だ嫌だ。行かないでー!置いていかないでー!」

受け継がれる曹操の様式美。

猫族伝統芸です。
もうこれが見れただけで私の腹筋もお腹も満足です。
伝統の「追いすがって取り乱す男」芸。あの伝説の芸がもう一度よみがえったことへの感動で涙が出た。最後まで笑わせてくれて、本当にありがとう。

結局「じゃあいいよーだ。猫族もみんな殺しちゃうもんねー」という邪悪さんと対決した関羽がなんやかんやで勝ったのち、冷静さんと心中しようとするけど、冷静さんが「よっ、大将やってるかい」的に外に出てきた金眼(豆狸みたいな妖怪だよ)をもう一回自分の中に封印しなおしてED。

猫族の事実を知ったためか、曹操が彼らを匿う村を作ってそこでほそぼそ暮らすことになったそうな。
劉備がそりゃもー引くくらい暴れまわって殺しまわったので、徐州にも帰れなくなったそうな。

そのうちすべての劉備は冷静さんに吸収されるかもしれないそうな。




邪悪って、本当にいい言葉ですね。


曹操の狂気に始まり、劉備の狂気で締める。
笑いと笑いで挟む、実に良いプレイ順だったと思う。これで最後に張飛や夏候惇あたりを持ってきていたら、私は窒息していたと思う。逆に間に趙雲を挟まなければ全クリアはできなかったと思う。

関羽が何故劉備が好きと言い出したのかは正直よく分からん。
母的な?姉的な?庇護欲刷り込み的な?

見えないところでいつもありがとう趙雲。いつも殺されてしまってごめんなさい陶謙様。

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2012.06.16(Sat) | 十三支演義 |

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