プロフィール

三尾

Author:三尾
転勤により、更新休止中

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

『十三支演義 ~偃月三国伝~』全体感想
おーわった!

同時進行のゲームが多かったので、割り込むかどうか考えたのですが一応こちらを先行で終わらせときたいと思います。
というわけで、私の苦手克服荒療治・猫耳編終了です。

下記全体感想。



プレイ時間:なんか長い。(30~40時間くらい?)

***

各界の著名な制作人を集めて作った、乙女ゲーとしてはかなり豪華なゲームです。
シナリオ原案に『サクラ大戦』の広井王子さん。音楽に『FF』の植松伸夫さん。その他、歌や演奏にもなかなか力を入れた作品です。
正直、乙女ゲーにこの人たち協力してくれるんかい!というのが印象に強かった。

加えて、テーマは『三国志』。
まあターゲットが女性であるので、そこまで『三国志』に強くない層とはいえ、大きなテーマ背負ってしまった。それに「猫」「関羽が女性」という設定を追加してしまったので、それをうまく組み合わせられるか、史実(世間的イメージ)の三国志とずれた時の反応なんかを考えれば、プレッシャーは凄かったんじゃないかと思う。

しかしそこを気負わずに、あくまで『乙女ゲー』としてのストーリーを貫いたのは、とても努力されたと思う。
ストーリーを見る限り、ほぼオリジナルであり原作を無理に追っている風はなかった。全体として、結構話自体は整っていたように思います。
無理やり『三国志』に近付けようとして失敗するくらいなら、これで良かったと思う。
まあ、「それなら『三国志』でなくてもよくね?」という指摘はあるだろうが。

ただ、どうしても主題の『三国志』という物語の性質上、同じ内容を繰り返すことになるのが欠点か。
元ネタがある以上、ルートごとにすごい差があるわけにもいかないしな・・・。
個人ルートは5章から始まりますが、大筋はさしても変わらず、明確に差が出るのは7,8章くらいから・・・かなぁ。


キャラクターは全体的にあくが強く、女性向けとしてこれはありなのか?というようなキャラクターの思想のぶっ飛び方には笑った。そりゃもーってくらい、見せたらいけん的な面がガンガン出てきて笑った。お蔭でプレイ中ずっと私は笑顔が絶えなかった。
特に思想的に偏った奴らが多く、精神に狂気を抱えている層が多すぎる。それはなんだ?一体どこ狙いなんだという考え方が随所に見られます。
そういう面が大変よろしかった。これで三国志伝統の「憤死」してくれるキャラがいたら尚良かったのに。


システムとして『桃園システム』というサブイベントのエリアがあります。
これはちょっと困らされました。

イベントの発生状況に従って桃の木が咲いていく、というのはいいのですが、この花の付き方がほぼランダム。
そのためにどの花が誰のイベントを指しているのか一目では分らず、且つ、その花が結構ランダムについているので、十字キーをどの方向にどう操作すれば目指す人物のイベントに行き着くのかよくわからないという・・・。

慣れといえば慣れですが、イベントを横の方に縦に並べておいて発生率で花が咲いていくくらいでもよかったような気がする。どこかで同じのを見たけど。
あと、数週目に入るとこのイベント結構現状関係なく起こせますね。現段階では会ったことのないはずの張遼や趙雲とサブイベントだけ先に起こして、後から初対面として出会うという不思議状況が起きます。
うーん、その辺りは仕様かな?

***


さて、ゲーム本編について。

特徴は、何度攻め込まれるねん徐州。

~徐州を侵攻した方々~
曹操ルート:曹操、呂布、曹操

趙雲ルート:曹操、袁紹

夏候惇ルート:曹操、袁術、呂布、曹操

張遼ルート:曹操、袁術、呂布、曹操、袁紹

張飛ルート:曹操、呂布、曹操

劉備ルート:曹操、呂布、曹操?



仕方ないことなんだけど。歴史上仕方ないことなんだけど。やめたげて!

可哀想なくらいぼこぼこにされる徐州。史実でも徐州は戦に巻き込まれやすいし、取り上げている時代柄曹操やら呂布やらにぼかすかやられてた時代なんだけど。ルートごとに長が死んだり、死ななかったり、十三支に乗っ取られたり、呂布に乗っ取られたり。
何か悪いことしただろうかと頭抱えたくなるくらいぼこぼこにされる。
惜しむらくは、国内に攻略対象キャラがいなかったことか。攻略対象がいれば丁重に扱ってもらえただろうに、じいちゃんしかいなかったがために・・・。

また、偃月と言う言葉の拡大解釈が凄い。

「俺とお前はあの偃月のように・・・(うんたんかんたん」
「お前はあの偃月のようにずっと一人で・・・(うんたんすんたん」
「私の心はあの偃月・・・(うんたんすったかたん」


偃月ってなんなのか、ゲシュタルト崩壊した。
特に「俺とお前は偃月」が分らなかった。理科の時間に習う半分の月じゃなかったっけ?あれ?違うんだっけ?ムーンライトプリズムパワーみたいな???
張遼の際に出てきた偃月刀うんぬんはこれにカウントしてもいいんだろうか・・・。

***

全体の感想としまして・・・


すべてのルートにおいて、何故関羽が趙雲に惚れないかわからないゲー。

キャラクターはなかなか個性があってよい出来です。そしてなにより、駄目男が大半を占めるその構成。

狂気・狂気・ガヤ・ガヤ・土偶・真人間。

どうして真人間(趙雲)の要素を他の5人に振り分けてやらなかったのか!
お蔭でほぼすべてでずっと趙雲のターン。ずっとヒーロー。数人、なんで最終的にこいつのルートに行ったのかわからない攻略対象がいた。代わりに、どうして趙雲にいかなかったのかわからなかった。
女性向けとしてこれはありなのか?というようなキャラクターの思想のぶっ飛び方には笑った。特に曹操・劉備。


次回作があれば、是非一部リストラして袁術と馬超を入れてくれ。
むしろ、

馬超、袁術、陶謙、公孫賛、張世平、趙雲。隠しキャラで麋竺(徐州の書記官的なおじさん)。

これで鉄壁の布陣だろ。
そんな彼らを支える声の方はなんというか、熱演でしたね。そんなやってくれんでもというくらい気合入ってた人が何人か。お蔭で大層笑わせていただきました。狂気の演技が特に。特に曹操の方、呂布の方、袁紹の方、お疲れ様でした。

ところで、これは本当に最後まで疑問で仕方なかったのだが・・・、

主人公たちが「猫族」という設定は必要だったのか?

いや、正直猫耳苦手とかそういうの置いといて、疑問で仕方なかった。馬超の存在が出てきたときに、特に思った。
馬超はサブキャラの一人で遊牧民(おそらくモンゴル人)なのですが、彼らはそのせいで異民族として曹操らに迫害されているらしい。
それで関羽に「俺らと同じ」ということをおっしゃるのですが、これを見て思った。

関羽たちが迫害されていて、そこから周囲の信頼を得たりえなかったりという話をするのなら、ただ単に「異国民」という設定だけでよかったんじゃないか???

よくわからん・・・。少なくとも、「猫耳はえてるから嫌」という反応をしてしまった購入層がいるのは確かなので、やはり安牌を打った方が販売面としてはよかったように思うんだが・・・。
様々な方面から著名な人物を集めて作ったゲームである以上、広く売った方がいろんな面でいいように思うんだがなぁ。




ゲーム全体として良作。ちょっと変わったテイストのゲームがしたい方はいいんじゃないかな?
この辺の感覚に私はあまり強くないんだけど、「美点に萌えさせる」というよか「欠点を愛せ」という感じ。

私の猫耳治療のアイテムとしては・・・、厳しいな。
フェイリス(『シュタインズゲート』)ですらちょっとしんどかったというのに、大量投入猫耳してもやっぱ無理。わたくし人間しか愛せないみたいです。

長らくお付き合いありがとうございました。冗長ではございましたが、ここで了。

スポンサーサイト

2012.06.19(Tue) | 十三支演義 |

/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。