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『十三支演義~偃月三国伝~』感想:曹操
ホップ・ステップ・ウルトラダイナミックハイグレードジャーンプっ!!!!!!!


下記ネタバレ全開。



【曹操】
十三支たちを利用し、覇権を握ろうとする野心家。目的のためには手段を選ばない冷徹さを持ち、関羽の力を非常に買っている。

***

ふぅ・・・・。

はーい、このシナリオ書いた人ー。先生怒んないから出てきなさい。

そうか君かー。

ふぅ・・・。





ナイス・クレイジー(グッ!





よくもこんな気違いシナリオを。  いや、褒め言葉で。最上級の褒め言葉で。

普通、女性向けに書いたらまずこうは書かんなぁと思って途中から笑いが止まらなかった。ちょっと変なスイッチとテンション入った。これは女の子引いちゃうんじゃないか?(笑
シナリオ原案は広井王子さんとなっているが、そのあたりどうなんだろう。どこまでかんでいるのかな?
ま、どちらにしろよくやった。





彼、共通ルートというか物語前半はかなり落ち着いていて非情だけど有能な権力者なんですが、こいつまさかの3段落ちをかましてくれる。

ストーリーは「曹操に関羽が色んな理由で欲しがられて、曹操軍と別軍をいったりきたり」。

そういう感じ。
最初は曹操軍にいる関羽。董卓討伐のために川を渡るが、董卓の反撃により毒矢で小舟を攻撃され曹操軍は壊滅状態。その矢を受けて、曹操たちは逃げ出す。
まず助からないと思われる兵士を懸命に治療する関羽。自分も毒矢を受けているが、それを押して曹操もそれを見守る。しかし兵士は「曹操を守った」と満足そうに、母の名を呼び亡くなる。

兵士3(曹操軍)~!!!!

看取った兵士6(曹操軍)もよくやったよ。
夏候惇らに救助されたが、意識を失う前に曹操が「矜持も捨てるから何が何でも軍に入って」と関羽に言うので、「これはやばい」ということで夏候惇、関羽を逃がす。なんか色々かなぐり捨てそうだったから。
まあ、普段冷酷で売ってる上司があんなこと言い始めたら部下はビビります。

一度は十三支と同じく理解ある幽州へ逃れたものの、他の十三支の居住を守るために曹操の国へと間者として向かう。
間者なのになんか曹操の近くにいた間、彼結構落ち着いてます。落ち着いてたんだけど、父親がちゃちゃ入れにきて、結果父親を暗殺。
そこで一回切れちゃったようです。

十三支と一緒に徐州に移った関羽ですが、曹操軍に徐州がぼっこぼこにされる。
結局「お前が来るならそんな国いらんわ」というので、曹操軍に入ることに。

で、やっぱり曹操に買われているので、曹操軍の一小隊を任されることになった関羽。
反撃を受けて、ある程度追い詰めたところで退却したけど、関羽に従わない兵士の一部が特攻して深追いしちゃった。なにをやっているんだ兵士5(曹操軍)、兵士7(曹操軍)。
結局彼らを助けるついでに敵将も倒しちゃった。関羽半端ない。三国志だから仕方ないとは思うが、敵のすごい将とかを大体一撃で仕留めるって大雑把だな。
ともかく兵士5(曹操軍)と兵士7(曹操軍)のおかげで人間に認められましたよっと。自軍にだけだけどね。

一方の曹操は自分の父親殺したりしてかなり不安定に。眠れない日が続くので、うろうろしてたら関羽とフラグたったようです。

関羽と思い通じた曹操。んだが、こいつ・・・あれだ。相手の女性に母性求めるタイプだ。
行かないで!という感じで、すがりつく。結果殺されたりするバッドエンドもあるんだけど。
ああ、なんつーかこいつ・・・やばいな。
ここでちょっと気付いたんだけど、ざわざわしつつ進む。

徐州にて、呂布戦。やっぱり呂布瞬殺の関羽。曹操置いて劉備のもとに走ります。


・・・やっちゃった。


やっちゃったよこれ。いやー、不味い気はしてたんだよね!なんかこいつほら、危ないじゃん!?

呂布「関羽はあなたと同じ、人間と十三支の混血ですよ」

今際の際の呂布の言葉(呪いだよーってさ)で、曹操ぶっ壊れた。
ここから私の爆笑タイムが始まる。

いや~、この辺りの呂布と曹操の狂気は実に良かった。
本作の呂布は女性なんですが、曹操をぼろくそに言うときの嬉々とした口調とか良かった。

呂布「曹↑操↑↑!貴方は誰にも!愛されず!」

いや~、なかなかここまでぶっ壊れた人間の言葉表現できないぞ。全員の声をオフにしてなくてよかった。演者に拍手。
ついでに曹操のだんだん状況(関羽が混血)を理解して狂気に落ちていくのも実に良い。本当にこれが独白の中で徐々にテンション上がっていくのが。両者陶酔系なんだよ。

こいつ、人間も十三支もどっちも自分の仲間じゃないという考えが根幹にあるらしく、めったにいないというか、いないはずの同類・関羽に運命感じちゃったらしい。
関羽が帰るかもしれないから他の十三支を根絶やしにしようとするし、十三支匿ってる国も落としにかかる。あれだけ戦闘力を買ってたはずなのに「死んで血が絶えると困る」から戦場にも出さない。屋敷からも出さない。
直接的には言いませんが、端々の発言から出自のグロさが見えるんだよな。つまり、あれか。「十三支との間には子供出来ない」から、母は父親のアレだったわけだ;

・・・世にいうヤンデレ?

ちょっとそれと違うかな。なんつーか、こいつ狂気の沙汰。
関羽の考えがしっかりしてて関心してしまったのですが、曹操が混血と言うことに異様にこだわり始めたのを見て、

「曹操が私を欲しているのは、私だから?それとも混血だから?」

というこの点。意外とその辺の扱いがしっかりしていて好感持てた。
結局クレイジーモードの曹操の狂気があんまりにもいっちゃってたもんだから、関羽逃げ出します。「あんたのしてることは父親と同じ」というのが効いたか?いや、効いてないな。自分正しいと思ったままだもん。
睡眠薬で眠らないよう足に簪を刺したのを見て取り乱す曹操(「血が、血が、尊い血が流れている~!」)に、私の腹筋はシックスパックに割れた。もう駄目だ。こりゃあシナリオ作者が女受け狙ってないわ。

袁紹の策で、全軍の前で「曹操は人間と十三支の混血」と暴露されてしまった。
当然曹操軍はざわざわ。関羽の解毒薬を手に入れるために、ボコられても曹操抵抗しない。自ら関羽に刺されたりする。ついでに高台からの矢攻撃に動かない夏候惇ら。
しかし、その攻撃に曹操の前に立ちふさがり、矢を受ける。

そ、草兵(曹操軍)~!!!!!!

その姿に夏候惇が目を覚ました。「曹操様だからついていくんだ!」おせえよ!
最後は軍も「曹操だから」という個人の力量を信じて従ってくれるし、十三支も曹操軍に入ったようです。

ところであの草兵はどうなった!?助かったんだろうな!!?

***

ずっと名もなき兵士が気になってた。

お互いちょっと腹の中で思ってないで、誤解とくように言葉交わせば早期決着したんじゃね?という話。
しかし、「混血だってわかる前に好きになったけど、後で混血だって知ったから運命だと思った」という弁明だったけど、こりゃあ後から知った『混血』が『愛情』に勝ってるな。苦労するわ。根本は何も解決してないしな。


「猫耳が生えてない人間から攻略しよう」と思ったら、まさかの「猫耳切り取ったけど元生えてた」だった件。
地味に私の「耳もげろ」を先にかなえてくれていた登場人物。あれ、良いやつ?

冷酷→良い奴か?→狂気。

なんという3段落ち。なんというこの駄目男ぶり。「こいつ私がいなかったら1週間で死ぬんじゃないか?」という男まで来ると逆にもうどうでも良くなる、といった私の願望を着実に叶えてきて笑った。私だけを殺す機械かよ。
御嬢さん方は、間違ってもこういう男に引っかかってはいけません。

ところで、

理解ある知人→十三支まとめて国に呼んでくれる→徐州への援軍に同行→関羽捜索に協力→幽州へ帰れなくなる→劉備たちを連れて落ち延びる→劉備たちを養うために袁紹の元で武官になる

趙雲の良い奴振りが凄い。
9章に入るまで「いやいや、まだ裏切るかもしれない。まだ安心できない」と思っていた私を許してくれ。

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2012.05.28(Mon) | 十三支演義 |

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