プロフィール

三尾

Author:三尾
転勤により、更新休止中

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

『お菓子な島のピーターパン』プレイ感想(ウェンディと母)
やしろ様>

隊長、ご安心ください!既にPSPは2台潰しております!



てわけで、ちょっと予定変更。先に詳細記事(その他ってことです)を書いてしまおうと思います。最近とみにパソの調子が悪く、固まってしまうのでこれ自体3度目の挑戦だったりします。

ちょっと思ったことについて。うだうだ長いし勝手な憶測言ってますので、要注意。

下記雑記。


【ウェンディと母】
非常に母性の強い人でした。とにかく男共の世話を焼きまくる、母のような子。
作中の彼女の言葉からすると、家事や学業を優先しまくっていたため友人はいないとのこと。何故だっ!

とまあ、それだけなら問題のない彼女なのですが、問題は母に対する依存が非常に強いこと。
有体に言えば(日本的な意味合いでの)マザー=コンプレックス状態なのですが、このあたりについて。
母は早くに夫を亡くし、その後女手一つでウェンディを育ててきた仕事人間。そのため、金銭を何よりも重視し、ウェンディに「完璧」を求める。
ウェンディは母に良く思われたい一心であらゆることを「完璧」に出来るようこなせる人間になっていった、という経緯。


【ネバーランド滞在ED・・・母の支配からの脱却】
彼女の行動は母にとらわれているのだが、これについては弟たちから度々指摘が入る。
これが実に的確で、「姉さんは母さんに捕らわれている」「完璧とはなんだ」「そのままで十分」という感じ。これについてウェンディは当初こそ反抗しているのだけれど、ネバーランドで母と別れて生活するうちにその意識が薄れていく。
母と一時的に離れたことで客観的に見れるようになったようで、金銭を稼ぐことに執着し、家庭を顧みずにそれが皆の幸せにつながると信じている母は「ノイローゼだ」と結論付けている。
確かに母の行動は家族の生活のためではあるのだけれど、行きすぎというのが答え。実際そうなんでしょう。

最終的に自身の意思で、母から離れ別の男性と生きることを選んだ。
この場合、母とは対話していないのだが見切りをつけて新たな人生を選んだということになる。
フック・シザー・ティンクがこれにあたる。

【元世界帰還ED・・・和解】
こちらは弟たちのEDの場合なのですが、この時彼女は弟たちと元の世界で生きることを選ぶ。
母の事を客観的にみる過程を経て実家に戻っているため、母との対話が行われる。

この時の彼女は実に冷静。母と自分の距離、彼女の考えに理解をしつつもうまく運んでいるようです。
それが如実に見えるのがジョンのED。結婚式でウェンディと会話する内容からして、親子関係は上手くいっているよう。決してお金が重要、という母の考え方自体が変わったわけではないようですが、折り合いは付けられるようになっているようです。

【ピーター、真相ED・・・マザー=コンプレックス】
問題のコレ。

まずピーターについて説明すると、簡単に言えば彼は流産(もしくは堕胎)した子供の霊のようなもの。自分の思う通りの王国を作り、そこで誰からでも愛される存在として君臨する、子供性の象徴的存在。
母をいとしく思うと同時に恨む対象のため、決して良いイメージを持ち合わせてはいない。
彼の望む女性像に近かったのか、身を呈してピーターを守ろうとしたウェンディに好意を持ったという描写がある。
そもそも彼自体原初のグレートマザーから乖離した母を持ったという意識があるため、理想の女性像(アニマ)があったんだろうという解釈は・・・たぶんOK。ウェンディはそれに近かったために好意をもたれたんじゃないでしょうか。

ちょっと話が逸れました。
でもってウェンディの話に戻ります。
真相ルートでのみ判明することですが、ウェンディの母は実母ではなく継母。夫の連れ子であったウェンディを、夫の死後も育てているというのが真実。

ここでウェンディは事実を知り、考えを飛躍させてしまうのですが・・・その内容が、

「実子ではないから、私はお母さんに『恨まれて』いる」

というもの。・・・ちょっとここでひっかかりませんか?

話は前後しますが、ピーターEDではその事実は判明しません。ですが、彼に引きずられる形で「私はお母さんに恨まれている。私がいない方が幸せになれる」ということでネバーランド滞在を決意します。
一方、真相EDにおいて、ウェンディは元の世界に帰ります。ここで彼女は母と対面するのですが、この時に母に突き付ける内容。

「実の子じゃないから憎まれているのは仕方ないけど、血のつながりがないのはどうしようもないこと」

と、他のルートとは異なり子供のような癇癪ともとれる内容を話す。
これ、どういうことでしょう?

その後本音をぶつけ合ったお陰で口喧嘩が絶えないながらもうまくいっているとありますが、うーん・・・。
他のEDを見る限り、彼女たちの和解について必要だったのはある程度の距離と時間。ジョンのEDから見るならば、血縁関係の有無は和解には関係がなかったようだ。

そもそも他ルートで出している「ノイローゼ」という考えには至っておらず、すべて「血のせいだ」と思っているあたりに他の彼女との差異が見える。
というか、序盤で母の行動については家族の為だと理解を示していなかったか??
うーん・・・、仮にも養子を我が身を削ってでも手放さずに育てた母に対して言うべき言葉ではないような・・・。

王子様と出会い生き返り、その後自身を陥れた実母に焼けた靴を吐かせて復讐をした、白雪姫的な行動にもみえるこれ。
ピーターの正体が、「永遠の国の子供の王様」であることを考えるならば、彼女もまたそれに引きずられた=子供に還ったということか?

このルートにおいて、ピーターとウェンディは「(母からの愛を受けなかった点で)似た者同士」というようなことを言うのですが、ある意味似た者同士。
ウェンディの初期状態が日本的な、依存するという意味でのマザー=コンプレックスもしくはユング的な絶対信頼相手という意味での肯定的なマザー=コンプレックスならば、ピーターは否定的なマザー=コンプレックスに近いとも思える。彼女は否定方向にシフトしたんじゃなかろうか。
最終的に寄りかかっている状態なので、非常に不安定です。

その辺りがピーターのEDが不思議だったのはそのあたりですかね。

【アニマ】
実はちょいちょい書いてます絶対的母性(女性像)アニマについて、作中それっぽい考えを様々なキャラクターが口にするのですよね。
それに依存する最たる例はピーター。

また、結構意外なところでマイケル。
母を早くから知らずに育ち、後妻もまた彼の思うような理想の母ではなかった彼にとっての母はウェンディ。その彼女にどのルートであっても恋慕の情を抱いているらしいマイケルは、結構なところアニマをウェンディと見立てているようです。

次点がシザー。彼は過去の恋人をアニマに仕立て上げたような・・・。ティンクは完全に母として育てたに等しい立場ですし、意外とこのゲーム、そういう方向性だったのかもしれないですね。

スポンサーサイト

2011.11.02(Wed) | お菓子な島のピーターパン |

/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。