プロフィール

三尾

Author:三尾
転勤により、更新休止中

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.--(--) | スポンサー広告 |

『死神と少女』クリア後感想 総評(後編)
日付変わった!!?
今日は色々発売日ですので、間に合ってほっとしております。

下記感想。これで本当に締め!拍手お礼申し上げます。


プレイ時間:30~40時間程度

***

いやぁ、やられた。まずこれが一番の感想です。

独特の世界観というのはプレイ開始直後に気付いていましたが、最後まで通してやると、いやはや。
精神世界と物語論(どちらかといえば翻訳論?)が入り混じる構成は、万人受けするとは言い難いながらも、圧倒的。各ルートにおいて正解を提示しない構成は、作中の言葉を借りるなら本の説話集に近く、明確にしっくりくるものはなかった。

正直、プレイ感想を書くとき、初回迷ったんです。これをネタバレを伏せて書くのが正解か、それを込みで書くか。ただ、1章をプレイした時点で、「これは内容を考えさせるのが目的なのか?」と思い、内容に触れる形にしました。

作中のアレコレはあるものの、最終的にこれは紗夜の精神世界を守る、もしくは革命を起こすことが主題なのだと感じます。
登場人物たちは、あくまで彼女のための布石。
日生は彼女の現状を維持したままで、依存の対象を自己にスライドさせようとしているように見える。兄は言わずもがな。蒼については、すでに書きましたがこちらも意識のスライド。しかし最終的に危険な方向になりそうなのは、彼自身がアイデンティティを確立しきっていないためだと思います。
私的に考えれば、紗夜が心理状態を正常に持ちなおすには桐島が最も正しい相手だと思うのですがねー。あと、日生も良い線いってます。

と、間違ってもキャアキャア楽しむのとは異なる作風。これは賛否両論あるかと。
紗夜は決してプレイヤーと重ならない主人公で、あくまで「物語の主人公(ヒロイン)」。自己投影型の方には厳しいかと思います。

***

ちょっとゲームの方に触れますと、なによりBGMが素晴らしかった。OPとEDの演出は特に良い。
たまにゲームの内容とOPなどがマッチしていないものがあったりするのですが、これは完全に世界観をOPや曲調におとし込めたかと。特に十夜EDは秀逸でした。

グラフィック面についてなのですが、作中多用される言葉に、「美しい」や「幻想」と言ったものがあります。紗夜の容姿だったり、蒼についての評価だったりするのですが。
これについては、正直・・・。文章の表現方法ではありますが、人物描写が美しい言葉すぎて、グラフィックが追いつけなかったように思います。
個人的には「どうせ賛否あるだろうし、もういっそ人物みんなシルエットにすればよかったのに」と思った。『かまいたちの夜』みたいな。
ストーリーを想像に任せるなら、そこまで突っ切っていればある意味凄かったと思う。それが乙女ゲーと呼んでいいのかはさておいて。

あと、前にも触れましたがが、システム面は凄かった。あらゆるボタンを使って出来ることはすべてやってみました!みたいな勢いです。
本当に使わないボタンというものがなく、逆に何を押しても何か起こるので戸惑いました。強制スキップと戦ったことは一度や二度ではないぞ!
ともあれ、ユーザーフレンドリィの塊みたいな出来です。

***

再三言いますが、本当に賛否両論、好みは分かれると思います。が、正直これだけ頭使って考えさせた時点で制作者の勝ちです。制作者に心から拍手を送りたいと思います。忘れかけてた知識フル動員したよ・・・。
この作り方、今後は厳しいと思いますが、作風は嫌いではない!次回作をどう持ってくるのか、期待してます。

以上、長々とお付き合いありがとうございました。感謝いたします。
スポンサーサイト

2011.08.18(Thu) | 死神と少女 |

/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。